「たまにはしっぽりと雰囲気のある温泉旅館で、疲れた身体を芯から癒し、美味しい料理を心ゆくまで食べたーーーい!!」
「とにかく今すぐに、そんな至れり尽くせりの旅に出たいんやぁーーー!!」
こんな衝動に駆られることはありませんか?
私は、しょっちゅうあります。定期的に波が訪れます。
肌を刺す風が冷たい冬ごもりの日にも、新緑の木漏れ日がまぶしい初夏にも、小春日和のやわらかな日差しの秋にも、生命の息吹が萌えいづる春にも…
あれ?!どんな季節にも似合うぞ、温泉と旅館!!
そして、美味しい料理と地酒で優勝したあとは、そのままふかふかのお布団で大の字になってぐっすり寝たいんやぁーーー!!
お金を出せばいくらでも豪華な旅館に泊まれるのは百も承知。でも正直、毎回そんなのは無理。
1回の旅行でドーン!とめちゃくちゃ豪遊するのも素敵ですが、管理人はちょっと良い宿に泊まる旅を、何回も行きたい派です。
「適度な」値段で、オシャレな雰囲気、ごはんが美味しくて、たらふく食べられる。接客が良く、温泉もゆっくりできて心から癒される宿。
けど、宿を検索してもいっぱいありすぎてよく分からーーーん!!
管理人は自分が優勝したいがために、めっちゃ検索し、友人や旅行サイトの口コミも参考にしながら予約しました。
いろんな感想や温泉・部屋・料理の写真なんかを見ながら宿を探すのは楽しいですが、正直、面倒なときもあります。「ご用意された適度な宿」に、予約だけしてすぐに優勝したい。
そこで今回管理人は、「↑早くコレになりた~い!」という方のために、実際に泊まって良かった温泉旅館をまとめました。あたりさわりのないふつうの高級旅館ではなく、それぞれに特徴があり印象に残る宿を選んであります。
コンセプトは、妥協はしたくない!けどちょっとご褒美に2~3万円前後で泊まって良かった宿です!
もちろん、夕食・朝食の2食付きですよ!
記事の最後にはお得なクーポン・割引情報もまとめましたので、お見逃しなく!
2~3万円台ってのがミソです
「大人2名、ひとり2~3万円前後の宿泊プラン(2食付き)」というのは、コスパが最強なのではと思います。
過去に5万円以上のプランで宿泊した際、サービスやお料理、お部屋のオシャレさなど素晴らしかったのですが、正直、2~3万円の宿との差はあまり感じられませんでした。(10万円台との差はさすがにありそうですが(^-^;))
1万円台と2~3万円の差は明確にあるような気がしますが、2~3万円と5万円の差は、うーーーん??
そんなわけで、ちょっと癒しのご褒美旅に出掛けたいときは、いつも「2~3万円の宿(宿泊プラン)」を中心に検索しています。
「砂蒸し風呂」で有名な指宿(いぶすき)温泉。
指宿温泉にはいろいろ良さそうな宿が立ち並び目移りしますが、なかでも一流の旅館といえるここ「白水館」は、日々の疲れを癒し、ただただゆっくりと旅館の雰囲気を味わうためだけの空間が広がっています。
自慢の「元禄風呂」は、ここが館内とは思えないほど広くて豪華な造りをしていました。お風呂を見下ろしながら渡れる空中回廊にもびっくり。
そして絶対に体験したいのは「砂蒸し風呂」。指宿には、ビーチで波音を聞きながら体験できる施設がいくつもありますが、白水館の砂蒸し風呂は静かな落ち着いた空間で、特別熱い砂をかけてもらえました。ビーチの施設では少し寒い思いをしましたが、ここは館内なので、冬でも全く寒くありません。
宿泊日は観光に出掛けてしまうよりも、お宿自体をゆっくりと味わうと良いと思います。敷地内には薩摩の美術品が集められた「薩摩伝承館」、幻の芋焼酎「森伊蔵」が試飲できるコーナー「焼酎道場」もあり、館内施設だけで一泊では足りないほどのボリュームがありました。これだけでも泊まる価値は十分あると思います。
また、白水館は将棋の公式戦である「竜王戦」などが行われる宿としても有名であり、その格式の高さがうかがえます。特に「離宮」の84平米のお部屋は、将棋界の著名人「羽生善治先生」が宿泊されたハイクラスなお部屋です。
離宮に宿泊したからかどうかは分かりませんが、お食事はお庭がバッチリ見える場所で美味しくいただけました。
お土産コーナーも非常に充実しており、お部屋にも用意されていたお芋のお茶菓子「雅の宿」がめちゃくちゃ美味しかったので、宿泊日にひとつ購入。
翌日にもやっぱりもうひとつ、と思って購入しようとしたら完売していたほどの人気ぶり。見つけたら、早めにゲットしておいたほうが良さそうですね。包みに「白水館」と書かれているのもポイント高いです。
まさに至れり尽くせりのお宿、84平米「離宮」のお部屋は、2食付きでひとり3万円ほどでした。その価値は十分と言っても言い過ぎではないでしょう。
「星野リゾート界 津軽」を拠点にして、いろいろなねぷた祭りを観る旅行というのも楽しいものです。
ねぷた祭は、一生に一度は観てみたい真夏の東北の一大イベント。青森県では、夏の間に大小約40ものねぷた祭が行われているそうです。
「星野リゾート界 津軽」に比較的近くて有名なお祭りは、「ヤーヤー ドー」という掛け声や巨大な扇形のねぷたが特徴的な弘前市の「ねぷた祭」。ちなみに「ラッセラー」の掛け声で有名な「ねぶた祭」は、青森市のお祭りです。
「界 津軽」では、もちろん宿のしつらえにも「ねぷた祭」が取り入れられており、夏でなくてもねぷた祭を身近に感じられます。
「星野リゾート界 津軽」は、星野リゾートなだけあってオシャレで優雅な空間が楽しめるのはもちろん、それ以上に「デキル」宿だなと感じたのが印象的でした。
というのは、管理人はどうしてもねぷた祭(もしくはねぶた祭)を観たいという前提で予約をしたのですが、会場まで車で30分程度かかるというのもあり、ねぷた祭りの時間は宿のお夕食の時間と大きくかぶってしまうことに気づきました。
「夕食もゆっくり食べたいし、お祭りも1時間くらいは楽しみたい。」
そんなワガママですが、なんとかする方法はないかと電話で宿に訊ねたところ、ねぷた祭の期間中は定刻よりも少し早めにお夕食をいただけるとのことでした。ねぷた祭りを観に来るお客を想定しているんですね。実際、通常のお夕食の時間より早めに入っておられるグループも多かったです。
しかし、当日は美味しすぎるお料理に舌鼓をうちながら、ついついお夕食の時間をゆっくり過ごしてしまいました…。
そんなときに担当の方が「お時間的に、そろそろねぷた祭にご出発されたほうがいいかもしれませんね。」と、タイムキーパーの役割をしてくれたのです。電話で訊ねたのはずいぶんと前のことだったのに、お客が何をしたいのかを覚えていてくださったのです。
これには、さすが星野リゾートだなと感心しました。
お部屋は、2019年に改装された「こぎん刺し」がテーマの洋室に泊まりました。和室もあるようです。
お祭りを楽しんだ後は、この広くてオシャレな空間に身をゆだねました。窓から見えるお庭や大自然も素敵です。
温泉には、ヒノキで作ったりんごがたくさん浮かんでいてかわいらしかったです。爽やかな森の香りがいっぱいに広がるお風呂でした。季節によっては、上の画像のように本物のりんごを浮かばせていることもあるようですよ。
「界 津軽」のもうひとつの特徴は、毎晩、津軽三味線の生演奏が聴けるところです。津軽三味線全国チャンピオンの胸に直接響く速弾きが、東北の短い夏を熱く沸かせているようでした。
ちなみにねぷたの時期以外に訪れる際には、「津軽藩 ねぷた村」への入場が圧倒的にオススメです。臨場感たっぷり、実物大の動くねぷたがありました。ここでも津軽三味線の生演奏が聴けます。
同じく青森県が続きますが、「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」にも、非日常の素晴らしい空間が演出されていました。上の画像にある大きな暖炉は、故・岡本太郎氏による立体彫刻です。ホテルの設備そのものが芸術品なんて素晴らしいですね。
「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は、奥入瀬(おいらせ)渓流にある唯一のリゾートホテルです。
真夏のいちばん暑い時期に訪れたのですが、ホテル周辺は涼しくて快適でした。大自然のど真ん中で、マイナスイオンをバンバン浴びているのを感じます。
もちろん、ここに来たからには奥入瀬渓流を散策したいところですね。散策は、自分たちの予定に合わせて1日がかり~1、2時間程度といろいろ調節できます。
メインの渓流までは少し距離があるため、宿泊者限定で無料のシャトルバスが出ている(4月半ば~11月終わり)のも便利。見どころごとにストップしてくれるので、好きな停留所で自由に乗り降りできます。シャトルバスは朝早くから運行しているので、早朝散歩にも出掛けられますよ。
また、特筆すべきは朝夕のビュッフェです。温泉宿というと会席料理が定番ですが、奥入瀬渓流ホテルでは、ビュッフェスタイルで豪華なお料理がいただけます。好きなものを好きなだけ選べるという楽しみがありますね。
ちなみに、デザートコーナーにあったりんごのパイ包みが特別気に入ったので「美味しいので、もうひとつください!」と担当のお姉さんにお願いしたら、笑顔で用意してくださいました。結局、3つもいただいてしまいました。
また、洒落たしつらえのお部屋も素晴らしかったですよ。部屋着がカンフーっぽかったので、思わずカンフーの達人ごっこ(恒例!)をしてしまいました。
夏の露天風呂も気持ち良かったです。爽やかな緑の森に包まれながら、いつまでも渓流を眺めていられました。
ホテルの外湯「八重九重の湯」は、間近に流れる「九重の瀧」を眺めながら入れる白濁りの露天風呂。混浴なのでカップルで一緒に入ることもできます。専用の着衣を着たまま入れるので、混浴でも気兼ねなく楽しめそうですね。
【星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル】より
管理人が訪れたのは夏でしたが、冬も見どころ満載のようです。ホテルの露天風呂では、日本初「氷瀑の湯」が楽しめます。
残念ながら冬の奥入瀬渓流は積雪のため遊歩道の散策ができないようですが、宿泊者は無料で夜間の渓流ライトアップツアーに申し込むことができます。定員があるので事前予約がオススメです。天然の氷瀑がライトアップされ、冬ならではの一段と美しい銀世界が見られそうですね。(ちなみに「冬」で画像検索すると、奥入瀬の氷瀑がすぐに出てきます。冬を代表するインスタ映えポイントのようです。)
ホテルまでは「青森空港」「八戸駅」「新青森駅」「青森駅」「星野リゾート 青森屋」から無料のシャトルバスが出ている(要予約)ので、冬の雪道の心配はなさそうですよ。
春には雪原でのカフェ体験(有料)も企画されており、インスタ映えが狙えそうです。
どの季節にも奥入瀬渓流を気兼ねなく思う存分楽しむなら、ここ「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」一択だと思います。
※ちなみに飛行機でマイナー路線を使う場合には、割引がない場合が多いので、以下記事が参考になるかと思います。
石川県の老舗旅館「加賀屋」は、わざわざ紹介する必要がないくらいに有名な宿ですね。
今回管理人は、そんなお宿に一生に一度は泊まってみたいと思う一心で、予約にいたりました。関西からは特急サンダーバードが出ていますし、北陸新幹線も開通したので、関東からのアクセスもしやすくなりました。和倉温泉駅からは、宿泊者専用の無料シャトルバスも出ています。
「お客様にノーと言わない」おもてなし、「旅行業のプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」おもてなし部門連続1位は名のとおりなのか、気になりますよね。
【和倉温泉 加賀屋】より
まず最初にびっくりしたのが、豪華絢爛な造りと館内の広さです。地方のでかいショッピングモールくらいあります(笑)
館内は吹き抜けになっている場所も多く、広いので外なのか中なのか忘れるほどです。
また、館内の装飾は本物の芸術作品も多く、「館内は美術館ツアー」が無料で行われています(1日2回)。館内全体をめぐりつつ、加賀屋ご自慢の芸術作品を分かりやすく面白い解説で案内してもらえました。ワイヤレスガイドシステムも導入(かなり本格的なツアー!)されており、少し離れたところからでもガイドさんの案内がバッチリ聞こえます。
案内によると、「加賀屋」には両陛下がお泊りになったこともあるそうで、その日の出来事を心温まるエピソードも交えながら、事細やかにお話してくださいました。クスッとなるエピソードもあり、夢中で聞いてしまいました。
こちらのガイドさんには少し質問をしたので、管理人の顔を覚えていてくださったのかな?2回目のツアーご案内のお仕事中、温泉に向かう我々を見かけたときに、アイコンタクトで「行ってらっしゃいませ」というような合図を送ってくださいましたし、チェックアウトの際も別のお仕事の最中でしたが、わざわざこっちを向いて笑顔で送り出してくださいました。
何でもないほんのちょっとしたことですが、とてもうれしかったのを覚えています。見送りはシャトルバスが発車するときだけでなく、大勢の職員さんたちが駅までいらっしゃり、電車が見えなくなるまで手を振って送り出してくれました。こういう見送りには、思わず胸を打たれてしまいますね。
もう書き切れないのですが、もちろん、お食事や温泉も素晴らしいが前提ですよ!
お宿の周りは歩いてめぐれる観光地になっているので、散策にもうってつけの宿です。
最後にご紹介する宿も見逃せませんよ!
特に関東周辺の人におすすめしたいのが、修善寺温泉にある「宙 SORA 渡月荘金龍」です。
ここは何が特徴的かというと、ズバリ「逃げるは恥だが役に立つ」の第6話、二人旅のお話で使われた旅館だからです!「逃げ恥」といえば「恋ダンス」でも有名な、新垣結衣さんと星野源さん主演の大人気ドラマでしたね。
訪れてみて分かったのですが、お宿のロビーやフロント、お土産コーナー、お庭、お食事処などいろいろな場所が撮影に使用されていたようです。ドラマを思い出しながら泊まると、思わずテンションが上がってしまいますね。
もちろん、ドラマ人気だけでなく、お庭や温泉、お料理、接客もすべて丁寧で、とても素晴らしいものでした。
特に接客に関しては、わざわざおかみさんが挨拶にみえたり、お部屋付きの方に案内からお食事、見送りなど一貫して担当してもらえたので親しみがわきました。
また、旅館から歩いてすぐの修善寺一帯は、適度な広さの観光地なので、全体を歩いてゆっくりと散策できるのが良かったです。観光は1日もあれば充分観て周れます。「逃げ恥」のみくりと津崎さんが一緒に歩いていた竹林や赤い橋なんかもあるので、ドラマのロケ地を探しながら歩くのも楽しそうですね。
もっともっとご紹介したいことは山ほどあるのですが、残念ながらここでは書き切れません!
「宙 SORA 渡月荘金龍」と修善寺温泉郷に関しては、以下の記事にこれ以上ないくらい詳しくまとめてあります。逃げ恥のエピソードも交えながらレポートしてますので、興味があればこちらも参考にしてくださいね。
温泉ではないし、お魚やお肉も出てこないので+αとしていますが、ときには身を清めて「高野山の宿坊」に泊まってみるのもいかかでしょうか。
大阪市内から、電車で2時間くらいです。
高野山にはいろいろな宿坊があります。昔ながらの宿坊もあれば、めちゃくちゃオシャレで豪華な旅館(冷暖房やシャワートイレも完備)かと思うほどの宿坊もあります。管理人が宿泊した「一乗院」も人気の宿坊です。
接客は修行中のお坊様にしていただけます。恐縮で、身が引き締まる思いでした。
お肉やお魚を使わない精進料理も立派なもので、お腹いっぱいいただきました。大浴場も広くてきれいでしたよ。
夜の阿字観や、朝のお勤めも絶対に体験したいですね。日々の悩みや疲れ、ストレスが晴れ、心がスーッと穏やかになっていくのを感じました(精進が足りないので一瞬でしたが(^-^;))。
緑が輝く夏も、冬のキンと冷えた日にも、仏教の聖地・高野山は、俗世とはまるで空気が違うのを感じるでしょう。ふだんの旅行と一味違う雰囲気を味わいたいときは、ぜひ宿坊体験という選択肢も取り入れてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか。以上、2~3万円で優勝できるお宿たちでした。
ぜひ、みなさんも疲れを癒しながら心ゆくまで旅を味わってくださいね!
…でもその前に!予約する際には、割引クーポン券などが配布されていることがありますので、要チェックです。
以下に各旅行サイトのクーポンページをまとめましたので、ぜひお得に旅をしてくださいね。事前エントリーでポイントが割り増しになるキャンペーンなどもお見逃しなく。
☑ 各旅行サイトのクーポンページ
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☑ レンタカーもお見逃しなく!