【伊江島②】「民宿みなみ」に宿泊してみた!設備や食事、雰囲気は?&タッチューに登ってみた(自転車で散策・宿泊の章)

伊江島に上陸し、いきなり沖縄の洗礼を受ける!うちなータイムを楽しめ!

まずは民宿に向かう。フェリー乗り場と宿は近いため、自力で移動する。(他の島だと宿まで遠く、車で宿の送迎があるところが多い)

伊江島は戦争の被害が大きかった島だ。フェリー乗り場の近くには石碑があった。

短い坂を登ると、すぐそこのオレンジが、今日から3日間お世話になる「民宿みなみ」だ。

めっちゃオレンジなので船の上からでもすぐに分かった。

あまりの暑さにネコチャンも日陰で休憩。ネコチャンネコチャン言って近づいたら、すぐ逃げられた。

さて。自由な昼下がり。まずは宿に荷物を置いて、近場を散策しようかな。

ガラッ… 「すいませーん!」

「すいませーん!!」

「す い ま せ ー ん !!!」

何回呼んでも近くには誰もいないようだ。

…ゆるい、ゆるすぎる。着いた早々、沖縄感たっぷりで、ニヤニヤする管理人であった。
これでこそ、沖縄。たまらん。よい。この扱いサイコー、もう来た甲斐があった。

しかし何回叫んでもチェックインできなさそう。玄関には他の宿泊客の荷物が置いてあった。とりあえずここに置かせてもらって、散策にでかけよう。

 

チャリで伊江島を散策

フェリー乗り場すぐ裏手に、レンタル乗り物屋さん「TAMAレンタ企画」があるのを見逃さなかった。そこでチャリを借りよう。

チャリはめっちゃたくさんあったが、お姉さんとおじいちゃんがわざわざ変速付きの良いやつを探して出してくれた。一泊利用して1,000円。

チャリチャリするとすぐに、タバコの畑があった。

左が収穫後のタバコ。キレイに、棒だけになっている。

伊江島タッチューは絶対に登りたい

さて、行き先は決まっている。まずは伊江島のシンボル、伊江島タッチューに登ろうか。今回の旅でしてみたいことのひとつが、タッチューの頂上に立つことである。

近くまで来ると、すごく尖っている。岩っぽいし、そもそもあんなところに登れるのか?

フェリー乗り場からゆっくり走って20分くらい、立ちこぎでは対処できない坂道もあり、中学校の横などチャリを手で押して進んだところもあった。

やっとタッチューのふもとに着くと、めっちゃ広い駐輪場にチャリを停める。

芝生や石碑があるところに階段があった。そこが登山入り口へ続く入り口。

南国の植物でトンネルみたいになった階段を上る。

見たことない、スイカの赤ちゃんみたいなのが空中で生っていた。

階段を登りきると広場になっていて、中学生くらいの女子グループ5人くらいとオバァが話していた。オバァがタッチューや伊江島の説明をしている。

あ、これは修学旅行か研修やな。伊江島は学生さんのこうした交流学習が盛んだと、どこかで知ったことがある。

それにしても、日も傾いてきたというのに暑い。これではタッチューを登りきれない、、、すると、タッチューの入り口左手(下の写真の車のところ)にはお土産屋さんがあり、店員のオバァが5人くらい楽しそうに話していた。

お土産をチラ見すると、「伊江島」と書いてあるシールやキーホルダーなど、ここでしか買えなさそうなものがいっぱいあった。よし、今は荷物になるから帰る日までにここで買おう。

とりあえず暑すぎるので、ここではアイスとさんぴん茶を買う。アイスは登りながら食べたい。手が汚れない、溶けても大丈夫そうなものはパピコか。

「これをください」

と言って購入すると、ひとりのオバァがニコニコ(ニヤニヤに近いレベル)しながら、何かガサガサ出している。

「これはオマケだよー」

と言って、ちんすこうを2個くれた。あんまり買ってへんのに。ありがとう。よし、絶対に帰るまでにここでお土産を買うぞ。

さあ登り始めよう。登山口から入ると、足元は舗装されていて、このまま島ぞうりでも行けそう。

今はユリ祭りが終わったばかりの季節、まだところどころにテッポウユリが咲いている。

初めは通常の角度の階段。そのうち、割と急な角度になった。

しんどいけど、健康な人だったら普通に登れる感じ。ロッククライミングみたいな登山になるかと思っていたら、手すりもあるし、想像とだいぶ違った。

登り始めて10分ほどで頂上が見えた。
意外とすぐ。遠くから見たときはめっちゃ高くて尖った山に見えたが、登ってみると「え?もう頂上?」という印象だった。

眺めはサイコー。360度見渡せる。

対岸にさっきまでいた本部半島が見える。

真ん中にはチャリで横を通ってきた小中学校、あのへんの坂がきつかった。
奥に港が見える。なんと、左手のほうに民宿みなみも確認できるではないか。さすがのオレンジ。

頂上でパピコを食べて自撮りをキメていると、下からワイワイ声が聞こえてくる。

「こんにちはー」

「どこからきたんですか?私たちは岡山から体験学習で来ました」

5人班の女子グループだ。あいさつしてくれて、しっかりしている子たち。中学生だという。

しばらくカメラマンになって、グループの写真を撮ってあげた。カッコいいポーズやたそがれるポーズをキメてもらった。映えのする写真は撮れたかな、いい思い出になってくれたら良いと思う。

するとまた別のグループが登ってきたので、頂上は狭いし下りることにした。それにしても修学旅行多いなあ。

さて、宿に戻ろうかな。荷物置いたままだったが、宿の人は帰ってきているのだろうか。

 

「民宿みなみ」は、沖縄らしいゆるい空気が流れる良い宿

宿にチェックインし、宿を探検!

チャリは宿の横のスペースに停めさせてもらった。
宿には明日のダイビングのお店「伊江島ダイビングサービス」の人が来ていて、集合時間や同意書など事前の打ち合わせをした。

宿のオバチャンも現れて「荷物のことは分かってるよー、2階の突き当りの部屋を使ってねー」と部屋を案内してくれる。

この角部屋。窓からは、港ビュー。

ここのどん突き左側の部屋だった。今日から2泊する。

広くて明るい共有スペースには、お手洗い3か所、シャワー3か所、洗面台4か所もあった。

シャワーがたくさんあると順番待ちしなくていいので助かる。

シャワーとお手洗いは、海で遊んできた人のために外にも設置されていた。右手の建物がそれ。
ダイビング器材や洗濯物を干すスペースも充分。器材の漬け置きもできる。

それにしても、島のどこにいてもタッチューが見えるからすごい。

夕食の時間はアバウト

今日は移動で疲れたし、ちょっとだけ寝よう。夕食の時間は…聞いてなかった…ね、む、い…。
19時過ぎまで寝て、やばいと思って食堂に行くと、他の宿泊客のお兄さんたちが既に食事中だった。

「何時でもいいサー。みんな好きな時間にくるよー」

とオバチャンが言ってくれる。とはいうものの、準備や片付けがあるから、できるだけみんなと同じタイミングがいいだろう。

先に食事をとっていたお兄さんたちと自己紹介が始まる。お兄さんたちは、工事関係の仕事で長期連泊してるみたい。

ほどなく、オバチャンが食事を運んでくれた。
待ってました!そう、民宿みなみのごはんはボリュームがあって美味しいと評判なので、ここの宿に決めたのだった。

めっちゃボリューミー。種類もたくさん。

いただきますをすると、宿のオバチャンがさっき観たテレビの内容を興奮気味に話してくれた。

「カシューナッツの生りかたって知ってるー??」「すごいよー、あんなん初めて知ったサー」

「カシューナッツっておつまみに出てくる三日月みたいなやつですよね。ピーナッツみたいに土の中に生るんですか??」

「それがね、すごいのよー!」「パプリカみたいなのの先っぽにできるわけサー!」

ん?パプリカ?オバチャン何を言っているのかよく分からない。全く想像ができないのだが。

「え?どういうことなんですか?」

「パプリカの先に実が生るんだって!」

情報が増えていない(笑)

「これ以上の説明オバチャンにはムリ!」「ほらほら、スマホで調べてみるサー」

と促され、画像検索してみる。

…マジだ。パプリカの先っぽにカシューナッツが生っている。パプリカの先、それ以外に言いようがない。オバチャンは正しかった。

Wikipediaより引用

詳しくはこちら(カシューナッツのなり方に衝撃を受ける人々「思ってたんと違う」「よくこっちを食べようと思ったな」)を見てほしい。ご丁寧に赤パプリカ、黄パプリカまである。

「ほらほら、すごいでしょー。ほんとびっくりしたサー」

「どれ??」と管理人のあとに食堂に来た兄ちゃん(本当にみんな好きな時間に来ている)も興味を示す。

スマホの画像を見せてあげると、思いもよらない生り方にみんな感心する。

カシューナッツが夕飯の話題をかっさらっていった夜だった。

島の夜が更けていく

その後、ぬるくてゆるい空気のなか、夜の集落をぶらぶら歩いてお菓子と飲み物を買う。港の集落から歩いていける距離に、コンビニや酒屋さん、商店がある。夜でも困ることはない。

あちこちの民宿から笑い声が聞こえてくる。

明日は本部発の人がいるため、始発の船の到着を待ってダイビングへ出発することになっている。よく寝てダイビングにそなえよう。

 

【伊江島③】(ダイビング・ドライブで観光の章)へ続く

この記事のシリーズは、こちらからリンクできます。
【伊江島①】(予約・渡航の章)
【伊江島②】(自転車で散策、宿泊の章)※この記事はこれ
【伊江島③】(ダイビング・ドライブで観光の章)
【伊江島④】(ダイビング・バイクで観光の章)
【伊江島⑤】(那覇・荷物の章)

管理人:おき+かん

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