【伊江島①】ひとり旅は、やんばる急行バスからのフェリーが便利!費用、時間は?(予約・渡航の章)

今回最大の教訓

「やんばる急行バス」および「伊江島行きフェリー」に予約などによる座席確保のシステムはない。現地で早い者勝ち。バスは日によりそうだが、フェリーは大きくふつうに乗れそうな人数なので、あまり上限の心配はないかも。(伊江島マラソンや連休、イベントなど特別な日は除く)
3泊4日、旅のプライス
フライト 【中部→那覇】スカイマーク 11:10着…9,530円(手荷物預かり20kgまで通常料金)
【那覇→中部】ジェットスター 15:00発…10,420円(帰りの手荷物は郵送したので手荷物のオプションなし、機内持込計2個・計7kgまで通常料金←ジェットスターは荷物のサイズや重さなど基準が厳しい。カウンターで止められ追加料金を払う羽目にならないよう、規約どおりに。)
宿泊 【伊江島】民宿みなみ(朝夕2食付)…1泊5,000円(税抜)×2泊
【那覇】ホテルチュラ琉球(朝食付)…7,180円(税込)
伊江島への移動 【那覇空港⇔本部港】約2時間:やんばる急行バス…1,850円×往復
【本部港⇔伊江港】約30分:フェリー(大人ひとり)…往復チケット1,370円
ダイビング 【伊江島ダイビングサービス】1日2ボートダイブ12,000円+レギュレーター・BC2,000円(税抜)×2日間
島内の移動 【レンタサイクル】TAMAレンタ企画…1泊1,000円
【レンタバイク(原付)】TAMAレンタ企画…1時間800円×3時間
おみや代、食事代(費用は記事中で紹介)等
予約の感想※今回はなかなか仕事の予定が分からず、1ヶ月前からの予約となったため、多少フライトに割高感がある。

気温、水温、服装

滞在:2019年5月下旬
最高気温 27.4~28.6℃
最低気温 19.8~22.9℃
水温(ダイビング時):24℃
※梅雨入り直後、ほとんど雨は降らずカラッとして初夏の気候であった。(例年GWが終わったころの梅雨入りだが、この年は遅めで5月16日の梅雨入りとなった)
服装:完全に夏服。夜やフェリー内は涼しいため薄手の羽織るものがあると良い。

 

旅の1日目

那覇空港に着いたら、やんばる急行バスに乗ろう

伊江島へのアクセス

さて、今回は割と有名な伊江島。こんなに沖縄行ってるのに、なかなか行けなかった伊江島。久しぶりのダイビングもかねて、今回やっと行けることになった。(ダイビングはサブなので、あくまでも沖縄を感じることが目的)

今日は那覇空港から伊江島に移動して終わりそう。

移動の仕方としては、ざっくりとこんな感じ。

(※追記)
2019年12月10日、本部港⇔那覇空港路線に影響はないが、やんばる急行バスの時刻改定があったので注意。
●やんばる急行バス時刻改定のお知らせ>>

那覇空港到着 11:10
→やんばる急行バス(那覇空港11:50→本部港13:50)
→伊江島フェリー(本部港15:00→伊江港15:30)
 ※フェリーは本数が限られているため、最終便に乗り遅れないように。本部港発の最終便は17:00。なお、沖縄は渋滞が多いのでバス到着からフェリーへの乗換え時間は最低30分ほど余裕を持っておいた方がいい。

那覇空港から本部港(ちゅら海水族館手前くらいの場所)への移動は2時間かかる。そのため1日がかりの移動になるのだ。

なお、複数人いればレンタカーでもいいのだが、今回はひとり旅。それにレンタカーは手続きに時間かかるし、伊江島内(車はカーフェリーで伊江島まで運べる。または伊江港の無料駐車場に停めておける)ではあまり乗る機会がなさそう。

それで今回は、高速バスを利用することにした。結果的に楽、便利、安い、時間短縮となる。バスとしては「やんばる急行バス」がいちばん早くいちばんお得であった。今回の時間帯では、ちょっと乗り継ぎ悪いけど。

 

令和2年6月18日追記〕

今年6月20日からは、
那覇と本部港を75分で結ぶ高速船「ジンベエ・マリン」が就航するようです。

これからは「ジンベエ・マリン」と伊江島行きのフェリーを乗り継いでもよさそうです!美ら海水族館へのアクセスも、陸路以外に海路ができたということになりますね!

詳しくはコチラ ●第一マリンサービス株式会社 公式サイト>>

 

車内で快適に過ごすための準備を整える

さて、飛行機が11:10過ぎに那覇へ到着すると、11:50発の「やんばる急行バス」まで少し時間がある。

バスは空港1階、ローソン正面の出口を出てすぐ「2番バスのりば(運天港方面行)」に来る。なお、バスの予約(座席確保)はできないため、当日、バスのりばに並んだ順となるようだ。

急行バスは本数少ない&フェリーの時間には絶対遅れたくない&今回の利用が初めて の三拍子揃っているため、豆腐メンタルな管理人は、時間と乗り場を再確認するべく念のためインフォメーションへ向かう。インフォメーションのお姉さんは、時間もバスのりばもそこで良いと言ってくれている。その後、バス乗り場を確認すると、まだ3人ほどしか並んでいなかった。

さあ、気持ちが落ち着いたところで、本部港までバスは2時間かかる、長いぞ。バスの中をいかに快適に過ごせるかが勝負やな。食料を調達しとこか。

まずは身体を沖縄にしよう。空港1階「ポークたまごおにぎり本店」へ。行列10人くらい、10分ほど並んで、ゴーヤー天ぷらおにぎり(390円)と油味噌おにぎり(280円)をゲット。紙で包んでくれる演出が、おにぎり気分を高めてくれる。
すぐ近くのローソンでもさんぴん茶とお菓子を購入しておく。これでアイテムは充分か。

大きい荷物はセルフでバス下の荷物置き場へ。乗車時に「もとぶこう」と言えるようにしておけ!

さて、本部港まで2時間かかるので、お手洗をすませてバスのりばに並ぼう。2番のりばは空港の出口を出てすぐ。時間はあと20分ほど、まださっきの3人しかいない。大丈夫、絶対乗れそうや。

そのうち外国人多めでぽつぽつと人が集まり、グループで固まる人もいて、並びの列がバラバラになった。ここまでで、合計10人くらい。
みんな乗れそうな人数やからええんやけど、先着順が分からなくなって、若干モヤモヤとする。

そして、まもなく11:50、バスが2番のりばに到着する。

運転手さんはひとりだったため、大きなスーツケース等は、セルフでバスの下にある荷物置き場(観光バスみたいな)に入れるシステムらしい。

管理人は、ダイビング器具も詰め込んだ60cmの大きなスーツケースを積み込む。多少順番前後されたが、荷物の積込み時のことなのでまあしょうがないかな。客どうし空気を読み合い、ちゃんとほぼ順番どおりに乗車する形となった。

バスは前のドアから乗るみたい。荷物を置いて並んでいると、何やらバスの運転手さんとひととおりやり取りしてから席に着いているようだ。前の人を観察すると、ひとりひとり運転手さんに行き先を聞かれ、お金を払っている。先払いで料金を支払うシステムだったのか。

自分の番がきた。

「本部港です」「1,850円ねー」

はい、ここは注意ですね。「ほんぶこう」ではなく「もとぶこう」。しっかり言えるように発音の練習をしておくこと!

バスは国道58号線も通ると予測し、管理人は海が見やすいよう左側の席を取った。

日本人はひとり旅、出張、地元っぽい人が乗っていた。

自分の後ろの席は韓国の方で、子供含め家族みんなでの旅行のようで楽しそうだった。外国の方が割と多く、半々であった。

全員乗り込むと、十数名ほどのメンバーで、バスが出発した。

バスは一度だけ「伊芸サービスエリア」で休憩をはさむ

バスは、那覇市内で何ヵ所かこまめに停車した。県庁前、とまりん、DFSギャラリア、琉大とか。近距離で利用している地元の方がいて、思ったより乗り降りがある。地元の方の足としても活躍してるバスなんやね。

その後、高速道路に乗ると、急行バスの名のとおりぐんぐん進んでいく。

そしてバス乗車から1時間すぎたころ、突然サービスエリアに入っていくではないか。

聞いていない。

「はーい、10分のトイレ休憩です。時間厳守でねー。」

運転手さんが説明する。

休憩あるなんて情報は、事前には検索できてなかった。「乗車時間、2時間もある!」と思いちょっとお手洗の心配して構えてたのに。さんぴん茶もコーヒーも控えめに飲んでたのに。しかし、何にしろ休憩はありがたい。
(※記事を書いている途中で気付いたが、やんばる急行のHPをよく見ると、バスの時刻表に埋もれるように「休憩」が記載されていた)

この休憩は突然、そして日本語での口頭案内だったため、日本人の行動をみて外国人の方もおそるおそるといった感じでバスを降りていた。時間だけは分かりやすく、確か10min rest の英語表記のプレートが置いてあったと思う。

バスを降りると、南国の熱気が襲ってきた。

ここは「伊芸サービスエリア」という、下り方面で最後のサービスエリアだ。サービスエリアの裏手には、東海岸が綺麗に見える写真スポットがあった。
上の画像の左端に小さく写っている緑色のが、今回乗車したやんばる急行バス、他の色もあるらしい。
さて、(自分にとっては)降って湧いた休憩で、お手洗いをすませられた。そしてお土産屋さんをひとまわりして出てきたところで、ブルシにつかまる。あの、沖縄に来たら食べずにはおれないブルシ。そう、アメリカ生まれ沖縄育ちの「ブルーシール」だ。今回は芋な気分だったので、迷いなく紅芋ソフトを注文する。それにしても暑い。まだ本州は春の終わりというのに、日焼けが気になる暑さで、紅芋ソフトがびっくりするくらいのスピードで溶けていく。
紅芋ソフトをすごい速さで食べていると、うしろの席の韓国人家族ご一行が通り過ぎ、ひとりの子供と目が合う。その後、同じ紅芋ソフトを注文していたのを確認した。自分がブルシの宣伝になっていたかもしれない、本望であると、勝手に自己満足する。
溶けかけのソフトを食べながらバスに乗ろうとすると、日焼けしたバスのおっちゃんがニコニコしながら話しかけてくれた。
「どこから来たの―」「これ使うといいねー」
と、ティッシュペーパーをくれた。その後、同じような調子で韓国のご一行さんにも配っていた。
なんとも、ゆる〜い、平和な空気が流れていた。
もうすぐ10分前なので席に着く。ここまで一緒に来ると、なんとなく顔なじみのような、同じツアーの参加者のような、ちょっとした一体感が生まれる。譲り合って通路を通ったり、出発前にさっきいた人がちゃんと乗ってるか確認し合ったり。
さて、伊芸サービスエリアを出ると高速道路の終点、許田(きょだ)から国道58号線へ向かう。

最後にちょっと国道58号線を通る

待ってました、58号線!ここに来てようやく沖縄っぽい青い海を見ながらの旅となる。割と終盤やけど。
今日は天気も良く、左手には涼しそうな青い海。
その後、いくつか停留所をまわる。名護市役所で降りる人が割といた。そして「ホテルリゾネックス名護」の次が「本部港」だ。いちおう先払いで降り場を聞かれているが、下りるときは自己申告制でバスのボタンを押す。まぁ、ふつうの路線バスと同じ降り方ですね。「次は、本部港です」の車内アナウンスが流れるとすぐにボタンを押した。
やっと本部港に着いた。下車するとき、念のためバスのおっちゃんに「荷物取ります」と言って降りた。バスの外から荷物置き場をセルフで開けて、スーツケースを取りだす。本部港では3人くらい降りた。

伊江島行きのフェリーに乗ろう

乗船券をゲットしよう。

フェリーの切符は窓口か自動券売機で買えるようだ。自動券売機では、クレジットカードが使えた。チケットは往復でまとめて買うと少し安くなるのだが、最終的に島から帰らない手はないため、ここは往復チケット一択だ。

「伊江島フェリーは、いえしま626名、ぐすく700名で定員運行中です。定員に達した場合、ご乗車いただくことはできません。」

そう、重要なルールを忘れてはならない。フェリーや高速船(特に慶良間諸島行き)は事前に1ヶ月ほど前から電話予約をしておくものと思っていたのだが、伊江島はどうなんだろう。確たる情報が探せなかったので、念のため電話で問い合わせたところ、フェリーで車を運ぶには予約がいる(空いていれば当日予約も可)が、人間は予約がいらないとのこと。というか、先着順で定員オーバーになったら乗れないというシステムだという。
時刻表や車についてはこちら:船舶運航時刻・運賃表(伊江村)

まあ、この時期満員になることはないので安心してくださいと言われた。伊江島マラソンやゆり祭り、連休は少し気をつけた方がいいのかな。

伊江島のゆるキャラ、伊江島タッちゅんも歓迎してくれている。

いよいよ乗船、船内を探検

出発までまだまだ時間があるが、フェリーに乗り込むことにする。

青いところが車専用のスペース。人間用の通路左手に荷物置き場があるので、スーツケースを積んどく。身軽になったら階段で客席に上がろう。

フェリー内は広く、冷房がよく効いて快適な空間。船酔いしやすい人は、うしろのほうの席だと揺れにくいのでオススメ。

今回は船も大きいし、天気も良いためかほとんど揺れなった。

ちょっとした売店もあるからすごい。

15:00の出発近くになると、車がいっぱい乗ってきた。大きなトラックもフェリーの中に吸い込まれていく。みんな上手に、隙間なくキレイに停まっている。

最上階にはオープンテラスもある。

甲板は海風が気持ちいいし、船旅は旅情があっていいね。

伊江島へ向け、フェリー出港

さあ、出発。汽笛を鳴らして船が動き出すと、まずは瀬底大橋の下をくぐる。

下から見る橋の眺めも、ダイナミックで良い。

船旅は30分ほど。こういう適度な時間だと、アトラクション感覚やクルーズ気分で乗れる。

船内を探検しているだけですぐに時間が経つ。

伊江島が近づいてきた。真ん中に突き出ている山が、伊江島の象徴、タッチュー。

海上保安庁の船は、沖縄のいろいろな島で時折見かける。この日も訓練をしてるようだ。

伊江島に到着。

着岸すると、人も車も次々に降りていく。

スーツケースを荷物置き場から取り出して上陸すると、しばらく車やトラックが出て行くさまを見ていた。

みんな上手に並んで出ていくなぁ。てか、こんなにも車が乗ってたのかと驚くほどたくさんの台数だった。

 

【伊江島②】(自転車で散策、宿泊の章)へ続く

>ガイドブックに載っていない沖縄の魅力

ガイドブックに載っていない沖縄の魅力

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