今回最大の教訓
旅の3日目
起きた。
この部屋にも愛着が湧いてきたころだが、本日伊江島最終日。
食堂のシステムにも慣れてきたが、早いもので民宿みなみ、最後のお食事。
そうそう、酔い止めを飲んでおかないと。同じ過ちはしないぞ!
昨日干しておいた器材もウエットスーツもめっちゃ乾いてます。良い天気で、ごきげんさん。
昨日ケガしたくるぶしがまだ痛い。絆創膏を貼り、万全の態勢で向かう。
今日のダイビングは2本。事情があり、本日もオホバで潜ることになった。
1本目、ドロップオフが続く。水温24℃。透明度30mくらいあるところはあったかも。
カスミチョウチョウウオの群れがすごかった。少し潮が流れていたので、流されないよう泳ぐのは体力が消耗いく。
エントリー後、集合した位置にあったこの白い扇型は何だったんだろう。
エグジット後は少し気持ちが悪くなった程度で終わり、その後、特に船酔いなし。
リリーフィールドあたりでサーフタイムを経て、
2本目は洞窟へ。
伊勢エビでかい。触覚は腕を広げたくらいの大きさ。
洞窟出口に、直角で仁王立ちしている良い姿勢のウミウシがいた。
今日はちゃんと酔い止め飲んだし、何事もなく無事終了。
やっぱり、さっさと薬の力に頼るべきやな~。
本日は16時の便で伊江島を発つ予定。器材を洗って干したり着替えたり、荷物をなおしたりと忙しい。
ウェットスーツはできるだけ乾かして荷物に詰めたいので、出発ギリギリまで宿に干しておく。
ダイビングのメンバーさんと、ログ付けをかねたランチタイム。昨日来て良かったので、今日も「うみんちゅ食堂」に来た。まぐろユッケ丼、600円。単品でこれでっせ!安っ!
いろいろと情報交換や沖縄の魅力について語っている間にけっこう時間が経ってしまったが、フェリー出港の16:00まで時間があるのでバイクで観光したい。
14時すぎ、初日に自転車を借りた「TAMAレンタ企画」で原チャをレンタル。バイクは台数が限られているため、絶対に乗りたい人や人数が多い場合は予約を入れておいた方が良い。
さあ、船の出発16時まで時間は限られてるぞ。
ほぼフルスロットルで「リリーフィールド」へ向かう。リリーフィールドは、名前がかっこいし観光名所でよく紹介されているため、是非とも訪れてみたかった場所。今の時期、ゆり祭り(GWごろ)は終わっているかもしれないが、ワンチャン咲残りとかゆり祭りの面影があるかもしれない。
向かう途中、戦跡が。砲弾をうけて崩れかけているが、これでも当時、かろうじて原型をとどめた建物。他は焼き払われて壊滅的だったという。
ふつうの生活道路に、このような戦跡がふつうにある。
ヤギさんには警戒されてしまった。
レンタル屋さんで地図をもらってきたが、コンビニや看板など目印がないため、現在どの道路にいるのかすら分からず、スマホも活用したがリリーフィールドがなかなか見つからない。時間ないのに。
ちょっとした迷子になってしまい、最終的には博打で「リリーフィールドへ向かうであろう観光バス」についっていった。
博打は当たり、リリーフィールドの看板が見えた。もともと集落の反対方向で少し遠いのだが、30分近くもかかってしまった。
ゆり祭り、終了。面影、なし。
ゆりは全て刈り取られており、野生のゆりしか咲いていなかった。咲かせておくのは、ほんまに祭りの期間までみたい…。
今回乗った「TAMAレンタ企画」のバイクちゃん。けっこう新しめで乗りやすかった。
昨日ガイドさんが説明してくれたとおり、ここの紅芋は将来、御菓子御殿のタルトになるエリートたち。
いったん宿へ飛ばして戻り、ダイビング&宿の精算。フロントがあるホテルでもないし、民宿のようなシステムだと、意外と忘れていて最後に焦ってしまうことがある。今回はこの時間になってしまったが、払えるときに早めに払っておくほうがお互い安心。
「民宿みなみ」に戻ると、「朝夕食付2泊で税込10,800円」だという。耳を疑った。聞き間違えではない。めっちゃ安い。もう少し高くても全然良いと思う。
最後に沖縄らしいビーチにも行っておきたい。近くの伊江ビーチに向かってみよう。
島唯一のリゾートホテル、「YYY」を通りがかった。7年ほど前、「月刊ダイバー」の懸賞で宿泊券が当たったことがある宿だ。宿泊は1年くらい有効期間があったのだが、予定が合わずそのまま無効になってしまったのを思い出しモヤモヤしつつ、パチリ。
名もなき(あったかもしれない)ビーチでパチリ。
涼しげな水色の伊江島ブルー。
伊江ビーチにて。手作りのブランコがあった。
砂浜が白すぎてまぶしい。写真だとブルーで涼しそうだが、かなり暑いので注意。
15:15、何か近くで寄れる場所がないか探したら、「ハイビスカス園」というのがあった。けっこう広そう。本気で見たら時間かかりそうなので、入り口だけパチリ。
15:30、いよいよもう時間がない、悪あがきで「湧出(わじー)」を見る。昨日は逆光で鮮明な写真が撮れなかったが、こんな感じ。亀裂が美しい。
ビーチエントリーしたい。
北海道に来てます、と言っても疑われない光景。さすがにやばい、15:35。
フルスロットルで飛ばして宿に戻る。ウェットスーツとか、干したままだ。これからまだ器材を詰めてバイクを返さないといけない!
荷物のかさばりなど気にしてられないので、ババババッと詰められるだけ詰めてバイクを返しに行く。
バイク返却、あと7分くらいで出港。バイク屋の兄ちゃんは、
「全然大丈夫サー。間に合うよー」
と、非常にのんびりとした雰囲気で声をかけてくれた。それで安心したのもあり、隙間時間で乗り場のお土産屋さんで一瞬にしておみや購入。
「あ!!お土産といえば!!タッチューのふもとのお土産屋さんで買うのを忘れたーーー!」
アイスしか買ってないのにちんすこうをおまけしてくれた店だ!しかもタッチューなんて2回も訪れていたのに!!離島ではもともとお土産屋さんも少ないし、離島ならではのお土産を買うなら、帰るときに買っておいたほうがいいと心に刻んだ。
やり残した感の後悔を抱きつつフェリーに向かうと、同じ宿のダイビングのメンバーさんが見送りにかけつけてくれていた!沖縄では、同宿の人と仲良くなると見送りしたりされたりすることが多いが、とても良い習慣だと思う。
「もう乗っちゃってるのかと思いましたよー」
待っててくれたんですね。ありがとうございます、ほんますみませんでした!このとき、15:56。
船に飛び乗って、甲板へ向かう。
出航ギリギリといえど、甲板からお見送りに手を振って立ち去るには少し長い時間。船が錨を上げて岸を離れるタイミングまでの、グダグダ感。いつもこれをどうにかしたいと思うが、どうだろう。
このグダグダな空気を振り払うように、出航の汽笛が鳴ったら思いっきり手を振る。
バイバーイ!!ありがとう!!
伊江島は良かった。広すぎもせず、狭すぎもせず。コンビニもあるし、病院や薬局もある。ひととおり何でもそろったコンパクトな世界。
16:30、フェリーが本部港に到着する。旅も終盤となってきた。今日はこれから那覇に戻り、もう一泊する。
帰りも16:44発のやんばる急行バスに乗る。帰りはフェリーとの乗り継ぎが良かった。帰りのバス乗り場は、道路を挟んで向かい側にあった。
バス停のすぐ上にコンビニがあったので、バスが来る前にパフェを買っておいた。
バスが来るまでネコチャンと遊ぶ。
茶トラは顔を見るなり逃げていったが、三毛は寄ってきた。
帰りのバスはほぼ寝て過ごしたため、エピソードなし。帰りも行きと同じく2時間くらいで那覇まで来た。
今日の宿は、国際通り入り口近くの「ホテルチュラ琉球」。バスは「県庁前」で降りた。
■この記事のシリーズは、こちらからリンクできます。
【伊江島①】(予約・渡航の章)
【伊江島②】(自転車で散策・宿泊の章)
【伊江島③】(ダイビング・ドライブで観光の章)
【伊江島④】(ダイビング・バイクで観光の章)※この記事はこれ
【伊江島⑤】(那覇・荷物の章)