さて、ジョンとの別れを惜しみつつ、本日の宿「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」がある北谷へと車を走らせる。
管理人が必死にアスファルトタイヤを切りつけている道中、ステファニーは寝てしまった。よくもこの管理人のチープなスリルに身を任せて、安心して眠れたものだ!何も怖くはないのか!
どうにかアメリカンビレッジに着くと、そのまま車でビレッジ内をゆっくりと通り抜ける。見渡すと、どこもかしこもクリスマス仕様の電飾いっぱい、人もにぎわっていて、かわいい建物が連なっていた。その先に、ベッセルホテルカンパーナ沖縄がある。こんなワクワクする景色が目の前にあり盛り上がりたいところだが、ステファニーが寝ているので起こさないよう淡々と運転を続ける。
ホテルまで来ると、おじさんに立体駐車場へ誘導され、何回も切り返し苦労してPARKING。
「ホテル着いたで。」ステファニーを起こす。立体駐車場と玄関はすぐ目の前なので、荷物の移動が便利だ。
沖縄は真冬でも日が暮れるのが遅く、まだ明るい午後5時半、無事に「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」チェックイン。カードキーをもらうと、 寝起きで機嫌の悪いステファニーと部屋へ向かう。
今回は、早割【本館】スタンダードツイン朝食付、2名で税込12,000円ほどで予約している。冬なのでお得に予約できたようだ。
スタンダードでも充分ゆっくりできそうな部屋で、装飾もオシャレ。
荷物を降ろすと、おもむろにステファニーがカーテンを開ける。
「ナンジャコレ?!めっちゃカワイイやんか!!!」
突然の絶叫。ステファニーはテンションMAX。というか、今気づいたんかい!来るときめっちゃ真ん中通ってきたのだが!いま眼下に見えてるその道をな!道中、爆睡してて素敵さに全く気づいてなかったようだ。
このように分かりやすく喜んでくれた。 確か予約時にオーシャンビューの部屋も選択できたが、今回ホテルは寝るだけと思い部屋指定はしなかった。しかし、通された部屋からの街ビューはめっちゃメルヘン。沖縄でオーシャンビューのホテルは数あれど、こういったテーマパークビューのホテルはなかなかないのでは。ここはわざわざオーシャンビューにしなくてよかったかも。冬は曇りが多いからバスクリン色が望めないことも多いし。
さて、シュノーケルで身体が冷えたため、まずは展望浴場でバスタイム。部屋のお風呂だと順番待ちになってしまうため、大浴場があるホテルはありがたい。もう外が暗くてよく分からなかったが、昼間だとオーシャンがビューできるらしい。
さて、お腹がすいたので、ホテルを出てきた。アメリカンビレッジを散策しがてら、本日の夕食のお店を探そうと思う。
イキナリかわいい。シンボルのように建っている時計台。イルミネーションがクリスマスムードを盛り上げてくれる。(正月だが)
クリスマスの装飾にハッピーニューイヤーと書かれた映えポイントで、映え写真を撮る。
雑貨屋さんもたくさんあって、目移りする。
目的としてはお夕食の店を探しているのだが、いちいちかわいいポイントがあるのでなかなか先に進めない。
イルミネーションはきれいし、オブジェもかわいい。
このように1月でもクリスマス仕様の豪華なイルミが楽しめた。アメリカンな街なのでクリスマスも正月も関係なかった。一緒だ。
そうこうしているうちに、身体が冷えてきた。小雨も降っている。アメリカンビレッジを前に、テンションMAXのまま我ら無敵と錯覚してホテルを出てきたため、装備を怠ったのだ。ちょっとした起毛のパーカーしか羽織ってきていない。「沖縄といえど冬は寒い。コートはダウンとか厚めの、いつもと同じものでいい。」自ら放ったLINEが頭をよぎり、経験を活かせなかった現実を悔やむ。
レンタカー手続時、NOCに加入しなかったように、旅先では浮かれていると足元をすくわれる。1月の夜でも気温は15℃を超えているが、風が吹いていて地味に寒い。風速1mで体感温度は1℃下がると言われている。このとき風速は5mくらいか。やっぱりダウンを着てくるべきだった。寒い寒い寒い、もうどこでもいい、早くお夕食にありつこう。
しばらくアメリカンビレッジをさまよい、一軒の沖縄料理屋にたどり着く。2階にある「美咲食堂」という定食のお店だ。
管理人はゴーヤー丼定食を注文。お酒が飲めれば泡盛でゆっくりできそうなのだが、我々はアルコールにめっぽう弱いため、たらふく食べられればそれで満足。
それよりも寒いし疲れたので早く部屋に帰りたい。だから夜でもサクッと食べられる定食の店はありがたい。
こんなにボリュームがあって確か850円だった。アメリカンビレッジ内にしてはお得な料金設定だと思う。
画像のいちばん左が、宿泊している「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」の建物だ。さて、寒いしツレも体調がよくなさそうなので、部屋に帰って早めに寝ようかな。
余談だが、アメリカンビレッジは昼間でももちろん、かわいい建物やお店、レストラン、サンセットビーチなどいろいろな楽しみ方があるが、管理人はこれまでに5、6回訪れた結果、夜のほうが盛り上がった記憶が多い。
もし近くに泊まることがあれば、昼間はもちろん夜の散策もおススメ。
やっと帰ってきた。
部屋から見える夜景もキレイだったのでまた盛り上がってしまったが、今夜はしっかり温まって早めに寝よう。
爆睡していた。朝、7時半。窓から見れば、朝日に照る立体駐車場。
部屋着のまま朝食バイキングの会場へと向かう。ここベッセルホテルカンパーナ沖縄では、沖縄の定番ファッションである「かりゆしウェア」が部屋着となっている。沖縄産のアロハシャツみたいなものだ。ちょっとしたことだが、他のお客もみんなおそろいで着ていると見た目も南国気分で楽しい。
バイキングでは、自然と「どっちがきれいに盛り付けられるか競争」が始まる。が、途中で好きなもの(おかゆのお替わり競争。おかゆめっちゃ美味しい)に走ったため、今回はイマイチ盛り上がりに欠けた。バイキングは、定番のメニューに沖縄料理も充実していて満足だった。
その後は特に予定も組んでいないため、チェックアウトの11時ギリギリまで部屋でゆっくり休んでからデスドライブへ出かけよう。