今回は、「沖縄本島の北部」=「やんばる」の主に西側を一日かけてゆっくり観光したときの行動を記録します。
3泊4日の旅、3日目の出来事で、朝は遅めの出発。宿泊地は恩納村でした。
管理人は、予約時はあまり細かい計画を立てず、前日にちょこっとツレと話し合って行き先を決める、そんな旅スタイルです。
この日も、定番の備瀬のフクギ並木や古宇利島をめぐりながら途中でランチ、ビーチでボーッと海を眺めていたらすぐに一日が終わってしまいました。いろいろ忙しく動きまわるより、自分たちにはそんな旅が合っていると思っています。
宿泊先の瀬良垣ハイアット(恩納村)でちょっと遅めの朝食をすませて、11:00すぎにホテルを出発。出だしがゆっくりでも、北部までそんなに遠くはないから、ゆっくり朝を過ごせる。
まずは、58号線の海岸沿いを北上して、「備瀬のフクギ並木(備瀬ビーチ)」を目指した。備瀬は沖縄のオシャレっぽい並木道をちょっとお散歩しがてら、カフェやランチするのに良い場所。ゆっくりするなら半日くらいは過ごせる場所。
58号線をアスファルトタイヤを切りつけて進む。ホテルからは、ちょうど1時間くらいで到着。
さて、レンタカーをどこに停めとこうか?
今回、なんとなく備瀬ビーチ側(北側)に駐車してしまったが、こちら側から出発するとフクギ並木を逆走することになる。が、特に並木道に見る順番とかはないし、備瀬ビーチでも遊びたいからどちら側に停めても問題ないと思う。
ただ、備瀬ビーチと反対側の正式な入り口(南側)のほうではレンタサイクルもやっているので、あまり歩きたくない人はそっちに停めて自転車を借りるのがオススメ。
歩く場合は、入口から出口の備瀬ビーチまではだいたい1km(歩きで約15分×往復)が目安。
また、周りには有料駐車場がいくつかあるが、入口側(南側)には無料駐車場(フクギ並木の入り口手前)と派手な公衆トイレもある。
▼無料駐車場の場所はコチラ
レンタカーは備瀬ビーチ側(フクギ並木北側)の駐車場に停めたため、駐車場からすぐにビーチに下りられた。
画像の正面↑↑(ビーチから見たところ)が有料駐車場になっていて、1日500円。車をそこに停めた瞬間、おじさんが回収していくシステム。
駐車場にはこんな石碑が。
ビーチ全体はこんな感じ。今回はめちゃくちゃ潮が引いていた。右手側に岩場に囲まれた潮だまりがあり、子供が遊べるプールのようになっている。
この日も、シュノーケルを楽しむ子供連れの家族がたくさんいた。
駐車場付近には民宿やマリンスポーツのショップがあり、お手洗や更衣室、温水シャワー(200円)も使える。シュノーケルセットやライフジャケットのレンタルもあるようだ。泳ぎに不安のある場合は、シュノーケルツアーもやっているみたい。
↓↓詳しくはコチラ
●シュノーケル・ダイビング&民宿ヒートウェーブ
これは別の日に撮ったものだが、このあたりは子供がシュノーケルしやすい場所。
上から見ても金魚すくいかと思うほど、たくさんの熱帯魚が見られた。
プールのような潮だまりは、満ち引きにもよるが深いところで2mくらいあるそうな。大きな魚も見えるらしい。
備瀬ビーチの正面に見えるのは「伊江島タッチュー」。伊江島のシンボルのような山だ。伊江島は本部港からフェリーに乗って30分で気軽に行ける離島。小さな離島は素朴な雰囲気があって、本島とはまた違う面白さがある。詳しくは●伊江島旅行記を参照。
定番、ナマコで遊ぶ。ナマコはビーチのいたるところにいるので、すぐに見つかる。問題ない。
ビーチに来たらやっぱコレだね~。
【進撃の巨人より】
我々は備瀬崎のビーチ側から突入したため、フクギ並木としては逆走するかたちになる。
なので、出発からいきなり(終点)の文言を見せつけられる。
フクギ並木は、日差しの強い夏でも木陰になるので涼しげ。
だが、めちゃくちゃ蚊が多い!
多いというかめっちゃ噛まれる!自分がめちゃくちゃ蚊を引き寄せる体質だから、ふつうの人は少し蚊が多い、程度だろう。こんなふうになるから、沖縄に行く際は、絶対にムヒなどのかゆみ止めを持っていく。
さらに歩いていくと、沖縄っぽい赤瓦の住宅と、それを守る大きなシーサー。
ところどころに閑静な赤瓦の住宅が。
脇道も舗装されておらず、沖縄の原風景のような小道が楽しめる。
いろんなかわいいシーサーを見つけるのも楽しい。
それは並木道の入り口付近にあった。オシャレカフェレストラン「チャハヤブラン」の入り口は、コチラの看板を下ったところ。
これは入り口を間違えて反対側に周ってしまったところだが、テラス席もありオシャレそうなカフェだ。
並木道を反対側から来た我々は、1kmほどの並木道を歩き終え、ただ今めちゃくちゃお腹が空いている。藁にもすがる思いで、この「チャハヤブラン」に入店した。
駐車場にある本物の入り口から、このオシャレ小道を下っていく。
お店の入り口。餓えている我々は、入り口を見ただけで爆発的にお腹が空いてきた。と同時に、村を見つけて「助かった」という旅人の気持ちになった。
ゆったりとして落ち着いた雰囲気の店内。
大きな窓からは、備瀬の海が臨める。外のテラス席も気持ちよさそうだ。
ひとつひとつのテーブルに余裕ある広さ。我々は大きいソファのテーブルに着かせてもらう。
アジアンチックのシックな調度品。
さて、メニューはどうでしょうかぁ??
お食事メニューも、カフェメニューも充実しておられる!
特にドリンクは変わったものがいっぱいで、ちょっと疲れたときにカフェとしての利用も良さそうだ。
激烈に空きっ腹すぎて、逆になんかお腹に優しいものが欲しくなった結果、選んだものは「中華風鶏粥」¥880。良心的なお値段。
さて、備瀬を堪能した我々は、次は古宇利島のハートロックへと向かった。備瀬からは2本の橋を渡り、車で30分くらい。古宇利大橋を渡るのもここへ来る醍醐味で、天気が良いと両側のブルーがもっとキレイに見える。
ハートロックは、古宇利島のいちばん先にある。ハートロックとは、その名のとおりハートのように見えることで有名な岩のことだ。
現地の駐車場は、無料~有料で300円くらいのところがある。まあどこに停めても良いんじゃないかな。
ハートロックは嵐のCMで話題になったこともあり、この日もたくさんの観光客がいた。有料でも空いているところに停めさせてもらえれば御の字。
有料の駐車場はハートロックまでの距離が近かったり、サンダルの貸出、売店やカフェ、シャワーやお手洗があったりと、それなりのメリットはある。
駐車場は5つあり、それぞれの駐車場については【古宇利島ハートロックの駐車場はどこに入る?】で詳しく解説されているので、こちらを見ていただくといいだろう。
ちなみにハートロックがあるビーチの名は「ティーヌ浜」という。
有料駐車場は広めだし道路からすぐに見つかるので、空いているところに停めさせてもらった。
ハートロックのあるティーヌ浜までは看板が出ているので、看板に従って歩いていく。
こんな小道を歩いていく。ヒールの人は、駐車場でサンダルを貸し出しているところがあるので、履き替えるといいだろう。
茂みを抜けると、ハートロックがすぐに見えた!
外国人カップルがハート岩の下で映え写真を撮っていた。
しばらくビーチで海を眺めたり写真を撮ってキャッキャした。
帰り道はこちら。
もうちょっとビーチでのんびりしたかったので、古宇利大橋の付け根にある古宇利ビーチに来た。さっきのティーヌ浜より広めで解放感がある。
橋の向こう側(右側)がメインのビーチだと思うが、人の少ない左側のビーチに来た。
そんなに動いてないけど、疲れた。しばらくボーッと海を眺めて過ごす。
流行ってる遊び??ジェットでずっと飛んでいる人がいた。
こうして、ほんともうこの日は至ってふつうに、のんびりとドライブをして終わった。
こんなふうにあまり動き回らずのんびりするのも、ある意味ぜいたくな時間だと思いつつ。
やんばるドライブは、他にも魅力的な場所がいっぱいです。
今回のゆっくりしたドライブ旅ではまったくもって全部紹介しきれないので、以下に北部の代表的な観光地をランナップしておきます。
サッと流すように見終わってしまうと、魅力が発見できないままかもしれません。ゆっくりと時間をかけてまわると味があって良いところばかりです。
全部をいっきに行こうとせず、いくつかだけをチョイスして、ひとつひとつ時間かけて周るとより印象深い旅になると思います。
▼ 行って良かったやんばる(沖縄本島北部)の観光地
美ら海水族館 | 言わずと知れた超有名水族館。沖縄に来たらいちどは行ってみたいところ。夕方ごろから入ると空いているのでオススメ。※コロナ禍による入場時間の制限に注意 |
海洋博公園 | 美ら海水族館が建っている場所全体の公園のこと。無料で見られるイルカショーやその他ウミガメなどの生き物も充実している。水族館に入らなくても楽しめる場所がたくさんあって、ふつうにスゴイ。コレ無料でいいんですか?!ってなる。夕方に訪れると、遊歩道からは美しい夕日が見られる。 |
大石林山(だいせきりんざん) | ドラゴンボールの背景って感じのすごい場所。1時間はかけてゆっくり周って歩いてみたい。中国風の原始的な岩場や小山、奇妙な形の岩がたくさんある。 |
今帰仁城 | 世界遺産。数あるグスクのなかでも大きめで、城壁がたくさん残っているように感じた。すごいパワースポットのためか、宇宙との交信(??)をしている方々がいらっしゃったのが印象的。 |
瀬底島 | 瀬底ビーチが有名。対岸の伊江島のタッチューが正面で間近に見える。白い砂浜がめちゃくちゃキレイ。 |
辺戸岬 | 沖縄本島の最北端。最北端、とか聞くと、ロマンがありますよね。ダイナミックで荒々しい海が眺められる。近くに巨大なヤンバルクイナの展望台もあるので、行ってみると吉。 |
道の駅 許田 | 許田IC降りてすぐ。もちろん一般道からも入れる。日本一の道の駅に選ばれた栄えある道の駅だ。ここで販売されている、地元の方に教えてもらった「ばくだんおにぎり」は、かまぼこ生地のなかにおにぎりが入っている。めちゃくちゃボリューミーでまさに爆弾、おにぎり界のテロリスト。行ったら必ず食べてみたい。 |
備瀬のフクギ並木&備瀬ビーチ | ※今回の記事で紹介済 |
古宇利島&ハートロック | ※今回の記事で紹介済 |
やんばるは意外と広いので、時間に余裕を持ってまわるといいだろう。
この日の旅の最後は、ホテルの敷地内にある瀬良垣ビーチで夕日を見送った。
ふだん水平線に沈む太陽を見送ることなんてないので、沖縄旅のときは積極的にサンセットを見るようにしている。
ぜひオリオンビール片手に、そういうなんでもないゆっくりとした時間を作ってみたい。