前回:YMCAで無駄に体力を消耗した(笑)!ツライ!
10kmまでは、ほとんど坂がない
それにしてもYMCAゾーン、ジョガーが流れてきてからずっとYMCAしているのだろうか。7.4km地点の仲井間交差点の中止勧告が10:30やから、1時間以上は歌って踊って、ジョガーのみなさんをYMCAして煽っているのだろう。おつかれさまです。
そして今は、YMCAの7km地点をとおり過ぎたところ。
NAHAマラソンの公式サイトによると、コース前半のアップダウンは以下のとおり。10kmまではほとんど坂がなく、それ以降は中間点にかけてひたすら上り坂。10km到達までに少し時間を稼いでおきたいところだ。
まだまだ塊になって走っている気分だが、最初のころより人の集団にも隙間ができ始めたので、気持ちペースを上げる。
「NAHAマラソンは過酷だ」という前情報により、常に関門にビビりながら走ってます!
といっても、ペースはキロ7分を切るくらい。
仮装のせいか、暑さのせいか、ペース上げるのはこれが限界。残りの体力も温存しときたいし。
10:18ごろ。気温は24.5℃。日差しがあるので、体感温度はもっと暑い。
10:22、やっと10km地点の手前かな。
10kmあたりでは、大きな三線の音色と唄声が聞こえてきた。内地ジョガーにとっては、うれしい演出。ところどころでエイサーも見られる。
10km超えると、急に坂が多くなる!
待って。あれなに…。もしかして、あれは…
ん? 見間違いかなww ちょっとコンタクトが曇ってるかなww
よし!もう少しズームしてみようか。
見間違いじゃねえええええぇぇぇええ!!
あたかも全人類に絶望を与えるかのように立ちはだかる壁。これを、登っていかねばなるまいのか…?!
この絶望の壁は、11km~12kmにかけて現れる、急激な登坂と思われる。
12km地点、リアルまもる君が熱唱するゾーンに突入
そして、坂を登りきった12km、八重瀬のMAXバリューあたり。左手側沿道で、宮古島大使「リアルまもる君」が熱唱していた。
生まもる君は、6年前のおきなわマラソン以来。いきなり現れたのでびっくり&テンションUP⤴
毎年、ここで熱唱して大会を盛り上げているとのこと。
しかし右側の沿道沿いを走っていた管理人は、ジョガーの流れにのまれ、左岸に近づくことさえ許されない。そのまま流れにのまれ、チラ見しただけで通り過ぎるしかなかった…。本当に、流れの速い川のよう。人が多すぎるので、後戻りしようなんて、もってのほかだ。
最後尾車両からは、NAHAマラソンの名曲「空の風」が流れてくるんやって(笑)。
さわやかな曲とともに聞こえてくるのは、容赦ない競技中止勧告のアナウンス。
15kmあたり。仮装とエイドを語る
10:55、15km地点手前。「平和記念公園」の看板が見え、わずかに中間地点の気配がしてきた。
この後、1時間近く写真撮影はなし。撮ってる余裕がなかった。
エイドの様子
大会運営が用意するエイドもそこそこあるが、この暑さの中、それだけでは全然足りなかった。
そんな中、今まで参加してきたマラソン大会(少ないが)のどれよりも、自設エイドが充実していたのはありがたい。しかも、個人的なエイドにもかかわらず、テントや机を設営しているような、少し規模の大きなエイドだ。
水やスポーツドリンク、氷、みかん、ホースによる放水(身体を冷やす)など、数えきれないほどのエイドに助けられた。
他にもいろいろあったが、上記のエイドが人気だったように思う。なかでも、凍ったチューペットは本当にありがたかった。
これまでにもその優秀さを語ってきたが、チューペットは、持ったまま走れる・身体を冷やせる・糖分を摂取できる、の三拍子そろったスペシャルアイテム。
管理人は、凍ったチューペットに絶大な信頼を置いている!
12月とは思えないほどの暑さ。大会運営からは、途中、熱中症指数28を超えているとのアナウンスもあった。基準を超えたら、大会自体を中止にするとのことだ。
かつて、12月にこれほどチューペットを食べた記憶はない。ゴールまでに、半分に割ったものを少なくとも10本はいただいただろうか。
大人になってからこんなにチューペットを食べる日が来るとは思わなかった!
チューペットのエイドは、出現する度にお世話になっていた。
15km~中間点くらいは、若干エイドが少なかったので、チューペット不足に悩まされた。このあたりのチューペットは、列を作るくらいめちゃくちゃ人気だったように思う。
暑いので、そのままガリガリ食べるとめっちゃ美味しい。こんなにもカチ割氷をカチ割ったのは、初めて。
あと、仮装の衣装の素材が、少し厚みのあるジャージのような素材だったため、常に暑いのは必至。カチ割氷を背中や首元などに入れて、身体を冷やすことができた。
氷は、少量ずつをビニール袋に入れて渡してくれる人、ザルに盛ってフリーで取らせてくれる人など、渡し方にもそれぞれ工夫してくださっている。大人もちっちゃい子も氷を差し出してくれる。
それぞれのエイドの人の裏のストーリーを想像すると、ウルリときますね…
最後完走はしたのだが、自分の力だけで完走できたのではないのは事実。エイドの人たちがいなかったら、絶対に叶わなかった。
仮装の様子、その後
15km地点。ピカチュウは、なんとかそのままの位置でリュックにくっついている。
沿道の子供にも、「サトシみたい!」と言われる。そうか、小さい子は、ポケGOよりアニメのほうなんやな。
そして走っている途中、また「それ売っているんですか?!」と聞かれた。ワンスモア。みんなリュックに食いついてくる。
なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け。ならばもう一度お知らせしよう。
海外発送で、到着まで10日ほどかかったので注意。
あと、聞いてくる人は、たぶんリュックそのものより「ピカチュウがくっついているリュック」に反応しているような感じがする。
そんなピカチュウだが、肩にのせていると重心が寄るので、スタート前は走りにめっちゃ影響したらどうしようと心配していた。そしてリュックも前の留め具がないため、肩からずれ落ちやすい。仮装って、いろいろ心配ごとが増えるもんやな。
しかし、15kmも走った地点では、
「もう、どうでもいい…」
そんな気分になっていた。これに尽きる。ピカチュウがくっついているかやリュックのフォーメーションなんて、もうどうでもいい。
それよりも関門にひっかからないこと、暑さを感じる前にエイドで給水することに全力を尽くしていた。