【南大東島⑭】バイクで巡る!バリバリ岩・本場海岸の荒波・オヒルギ群落~南大東島旅行記~(バイクで島を一周の章~中編)

誰が名付けたか、バリバリ岩。こんな気になる名前の観光地、見逃すわけがない!感想を言うと、思ったよりもバリバリしていたよ!

看板を発見。こっちがバリバリ岩か。

Baribariiwaって(笑)Baribari-rockとかではなくw

バリバリ岩とは

島の北側にある、バリバリした岩のことだ。

何がそんなにバリバリしているかというと、細い通路が見どころなのだが、これが岩が裂けてできたものだからだ。左右が巨大な壁のようになっているのだ。
12:10。そんなバリバリ岩に、バイクでシャ―――ッと到着。看板に、説明がある。
バリバリ岩(まっぷたつに切り裂かれた巨大な岩山)「南大東島はフィリピン海プレートに載って1年間に7cm移動している。その証拠となるのがバリバリ岩で、岩間の下から村木ビロウがそびえ立つ秘境探検の地である。」
1年に7cmも動くの?!
入り口から、ジャングルの探検気分を味わえる。管理人はどんな島も冬でもたいがい、島ぞうりで歩き回っているが、まあ、この道もふつうに歩けた。南大東島はハブもいないし。
少し進むと、左右に岩が見えてきた。
もっと進むと、岩に挟まれるように、左右の距離がせばまっていく。か、壁や…!
これを「ウォール・バリバリ」と名付けよう!
左右を整備した通路みたいだ。
木の根が岩にからみついていてすごい。ジャングルのようだ。
岩がバリバリした間から、木が生えている。なにやら生命力の強さを感じる。
終始、興奮しながら進む。入り口の看板に「秘境探検の地」と書いてあったが、正直、
言い過ぎじゃね(笑)?!
と思っていた。だが、本当に秘境探検だった!すみませんでした!いい意味で裏切ってくれました!
こんな細めの穴をくぐり抜けて進む。
さらに岩がバリバリしてきた。
海を真っ二つに割ったという「モーセの奇跡」みたいだ。
海を割るモーセのイラスト
奇妙な木が生えている。観光客は自分ひとりしかいない。全く安全な場所なのだが、ふと我に返ると、自分だけ原始の世界に来てしまったかのような気分になって怖い。
左右の壁がすごくせばまってきた。この先に、岩の裂け目の出発点があるはずだ。
本当に、だんだん細くなってきた!
このまま左右からペシャン!もありうる!
そう思うくらい、先が細くなってきた。大地の裂け目は近い。
壁にはさまれつつ、人ひとりが通るのがやっと。
壁のいちばん奥と思われる場所にたどり着いた。石が積んであったりしたので、ここは拝所(神聖な場所)になっているのかもしれない。ここまで来させていただき、ありがとうございます。
アナタは、ウォール教を~信じマスカ~?
【進撃の巨人より】
鍾乳石のような岩があった。ここは原始の大地、プレートの始まり、新たなる大地が生まれるところ…
そう思うと、すごい場所にたどり着いてしまった気がする。なんか、ひとりで味わっているのがもったいない。
大地の裂け目の起源について思いをはせ、帰路に着く。
島の人たちが整備したのだろうか、歩きやすいように階段が作られている。
ビロウの木が空高くそびえる。大地が裂けたあと、真っ先にこの地に根付いたのだろう。ものすごい台風とかで、種が飛んできたのかな?
ちょうどお昼ごろに来ているので真上から日が差しているが、岩の隙間は日が傾いている状態だと少し暗いかもしれない。
帰りももちろん、この穴をくぐり抜けていく。
原始の昔と現実をつなぐトンネルかもしれない。
トンネルを抜けると、やっと現実感が出てきた。それにしても、この岩が1年に7cmずつ裂けていくというから、10年で70cm、100年で7mってことやんな?最終的にはなんか周りに岩があるだけの、ただの広い土地になってしまうということやんな?
そう考えると、このバリバリ感は、今だけかもしれない!貴重なバリバリを体験したほうがいい!
まあ、生きている間は全くもって心配はなさそうだが。しかし、今生のみやげ話に、あなたもバリバリしてみてはどうだろうか。
結論:ミナミダイトウ区のウォール・バリバリは、サイコーでした!
【進撃の巨人より】

本場海岸に出てみた

12:40、バリバリ岩から少しバイクを走らせると、海に降りられそうな場所があった。「本場海岸」と書かれてある。ここで、南大東島の荒波を観察してみようと思う。
南大東島の地形はすり鉢状になっており、島の中にいるとほとんど海を見ることができない。島のいちばん外側まで来て、初めて見ることができるのだ。
モンパの木と荒波。荒波は、これで通常営業。
海へ続くステキな階段がある。が、ここはちょっと荒波すぎて近づけない。
海の向こう、右のほうに少し盛り上がっているように見えるのが、北大東島。
通常でも常に波が高いというのはもちろん、波がすごく長いというのが特徴的だと思った。遠くのほうから波が盛り上がってきたかと思うと、順番に、一列になって波がくずれていく。
それが、ずっと向こうの方まで続いているのだ。
こんな規模の大きい波が、ゆったりと、ひっきりなしに押し寄せてくる。波がくずれたあとは、洗剤でも入っているかのように泡で真っ白になる。ボールド!って感じ。

オヒルギ群落を眺める

12:55、オヒルギ群落への看板があった。オヒルギ群落は、バリバリ岩から島の中心に向かう方向にある。
「オヒルギ」とは、マングローブの一種である。
マングローブは、ふつう川から海につながる汽水域に存在するものだが、ここ南大東島は陸のなかに群落しているため、学術的にも大変貴重なものらしい。
展望台があるので、上ってみる。
木造だが、けっこう高くて気持ちがいい。
この沼みたいなところに、オヒルギの群落がある。
水面近くの木がそうかな?
振り返れば、大草原www
草生えるwww
さて、次の観光地をめぐろうか。

 

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