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【南大東島⑩】南大東島地方気象台でバルーン(気球)の発射を見学。心温まる出会いも。~南大東島旅行記~(地方気象台の章)

 

旅の3日目の朝は、中心集落「在所(ざいしょ)」を散策しながら気象台に向かい、バルーン(気球)が飛ばされる様を観察します!

結論から言うと、バルーン発射めっちゃ地味でした(笑)!地味すぎてサイコー!実際の発射は8:30ごろ。散策途中で心温まるストーリーもありました。

 

南大東島に来たら早起きせんと。

気持ちの良い、よく晴れた朝だ。
お、おしりは大丈夫か!
スマホのアラームが鳴ると、おしりの心配とともに飛び起きた。
おしり・・・大丈夫だった。
【南大東島⑧(夕日と珍味の章)】でのとおり、管理人は昨夜「インガンダルマ」なるスーパー油ギッシュ深海魚を食したので、おしりからの油漏れを気にしていた。しかし、「3切れルール」をしっかりと守ったため、おしりの安全は守られたのだった。
ヨカタ(゚∀゚)!!
さて、昨日は12時近くまでゆんたくしてたし、今朝はゆっくりと寝ていたいところだが、南大東島に来たとなるとそうもいかない。島に来たら絶対やりたいことのひとつに、「気象台からバルーンが飛ばされるところを見る」がある。
台風と言えば南大東島、南大東島といえば気象台である。台風情報でよく耳にすることがある、全国でいちばん有名な気象台が「南大東島地方気象台」ではなかろうか。そして有名な割に、訪れたことがある人は限られているのではなかろうか。
もう、絶対見たい!
どうやって飛ばされるんかな?バシューーーッと音を立てて風船がふくらんで、ビーーーッて感じで警告音とともにシャ―――ッと飛んでいくんかな?
バルーンが解き放たれるのは8:20と言われている、それまでに起きて着替えて気象台に到着していないといけない。急いで準備をしよう。

集落を散策しながら気象台へ向かう

「民宿きらく家」から気象台までは、徒歩10分くらいだろうか。朝の散歩もかねて、7:40ごろに宿を出た。ベンチには、昨日のゆんたくの名残がある。
近くには、シークヮーサーの実があった。宿のオバチャンがジュースにして、ゆんたくのときにご馳走してくれたやつだ。
宿は、この幹線道路の右手、奥まったところにある。
歩いている途中、大きなカエルの干物がいっぱいあった。何を思ってか道路に出てきて、車にひかれてせんべいになってしまったのだろう。それにしても、大きい。これが特別大きいわけではなく、全部のせんべいがこの大きさなのだ。さすが大東島、カエルのレベルも全然違う。
あ!
ネコチャン発見!
めっちゃ目が合ったが、カメラを構えつつネコチャンネコチャン言って近づくと、警戒されてすぐに逃げられてしまった。(いつものパターン)
5分ほどで、集落のなかほどにきた。朝日に照らされる商店が趣深い。
この「大詠商店」は、6:00~23:00まで営業しているという。めっちゃ便利やんけ!ほぼコンビニやん!セブン-イレブンならぬシックス-イレブンやん!
製糖工場の労働者募集の張り紙があった。学生時代に知っていたら、リゾートバイトしに来ていたのになぁ…。

 

さて、気象台のバルーン発射は時刻が決まっており、道に迷っていてはいけないところが、商店に気を取られたところでさっそく迷った。
宿に置いてあった攻略マップを忘れてしまったのだ。こんな感じでせっかく机に用意してあったのに!
しかたがない、ここでいちど気象台の場所を確かめよう。
近くには来ているんやけどなぁ。分からんから、スマホのマップでも見よか。
スマホを見ながらウロウロしていた。
と、そのとき!
オバァ
どこ行くのー?
確か商店の方だったと思うが、オバアチャンが声をかけてくださった。
気象台で風船が飛ばされるところを見たいんですが、道に迷ってしまいまして。
オバァ
じゃあ、車で送ってあげようねぇー。
マ、マジですか!
出会ってから10秒ほどで、人様の車に乗せていただくことになった。いちおう、近いし行けそうだと言ったが、おかまいなしに車のキーを取りに行ってしまわれた。
な、なんで沖縄の人は揃いもそろって、こうも優しいんじゃ―――――!!(例:【冬の沖縄本島⑤(出会った人たちの章)】参照)
そして、お言葉に甘えて助手席に乗せていただく。オバアチャンの非常にゆっくりとした運転で気象台へと向かう。
オバァ
今日は産業まつりがあるサー。
昨夜、ゆんたくで情報を仕入れた例の「産業まつり」はここで開催されるのか。よし、絶対に来よう。
そして、オバアチャンの、本当に歩くのと同じかというくらい超絶スロー運転で、3分ほどで気象台の敷地っぽいところに到着。(車で送ってもらうのがマジで申し訳ないほど近かった)
オバァ
あれー?ここなんだけど、気象台がないサー。
ウソ(笑)。オバアチャンは、気象台の建物まで連れて行ってくれようしたが、車で行くとなるとちょっと混乱してしまったらしい。
その後、5分ほどさまよって「南大東島地方気象台」に到着。オバアチャン、ありがとう!
ほんまにありがとうございました!
こういうことがあるから、沖縄の旅はやめられないのだ。

気象台の見学情報

ほんまは、平日であれば「見学ツアー」が予約できる。しかし、今日は土曜日。係員さんの説明は受けられないが、バルーンの自動放球装置は自由に見学できる場所にあるので、個人で見学する。
■南大東島地方気象台を見学したいときは
・1階ロビー広報コーナー:8時~17時(予約なしで自由に資料を閲覧できる)
・係員さんと一緒に気象台見学(気球飛揚):平日8:20ごろ~20分ほど。要予約。見学の前日までに、業務・危機管理官(Tel:09802-2-2535)へ連絡。(個人的に見学する場合は連絡不要)
・詳しくはこちら:気象資料閲覧・気象台見学のお問い合わせ
 ■南大東島地方気象台の場所
南大東島地方気象台HPより引用
そもそも「気象台」や「観測所」、よく聞く名前だが、何が違うのか。
「地方気象台」というのは全国に50か所(それぞれの都道府県に1か所以上)だが、「観測所」は1,300か所もある。気象台はその都道府県を代表するお天気情報センターで、単なる観測所とは格が違うのだ沖縄は海に囲まれた島がいくつもあり、気象的に非常に重要な観測を行うことができるため、気象台は3か所も存在している。そのひとつが、ここ「南大東島地方気象台」であり、重要なお天気情報の観測拠点となっている。

資料閲覧コーナーで気象の勉強

バルーン発射の時刻、AM8:20までまだ時間がある。こんな朝早いのにもう気象台の建物は開いており、中が見学できるようになっていたのでのぞいてみた。
そんなに広いスペースではないが、少なくとも理系にとっては好奇心がかきたてられるコーナーだ。
これが、1日2回飛ばされるというバルーンのしぼんだやつ。バルーンには、左にある白い「ラジオゾンデ」が取り付けられており、この装置が空へと昇って様々な重要気象データを収集するのだ。
ラジオゾンデは、無線で測定結果を地上へ送りつつ、約90分で地上30kmもの上空にまで登り、バルーンが破裂すると観測終了となる。回収は望めないので、ほぼ使い捨てだ。これが一式35,000円するという。
1日7万か!増税されたら、もっと高くなるんかな?還元税率は受けにくそうな品物やし…。
とにかく、7万かかってもお天気は生活するうえで最も基本的で重要な事柄やし、台風や地震などの情報は、生活の安全に不可欠だと思う。これからも正確なお天気情報を全国にお知らせしてほしい。
壁際には、いろいろな測定装置が並んでいる。
なんか、衛生学か何かで習ったような装置。実物を見る日が来るとは思わなかった。
「アネロイド型自記気圧計」も記憶のかなたにあるが、さわりだけ勉強したような。
どなたの毛髪が使われているのだろうか、「毛髪自記湿度計」。

発射時刻までソワソワして待つ

気象台の建物の奥と言うか、裏あたりの場所に、それはあった。気象台の看板が見える左手奥の白い小さい建物の、さらに奥である。
時刻は8:05。近づいてみる。
これが「自動放球装置」で、8:20ごろには、ここからラジオゾンデが取り付けられたバルーンが発射される。なんですぐにこれが放球装置と分かったかというと、既に見学の人が5人くらい集まっていたからである。
建物の奥にまわって、正面から見るとこんな感じ。右手にある筒のような部分の上部が開いて、中から風船が出てくるはず。なんかもう開いてしまっているようにも見えるが、デフォルトでこの状態だから落ち着け。
発射時刻は「8:20ごろ」となっているため、時間が近づくにつれてソワソワする。「ごろ」の誤差とはどのくらいか。
暑いので、日陰に移動する。
そのうち見学者は10人ほどになっていた。5分を切ると、もうずっとカメラを構えていた。
発射前に合図とかあるのかな?なかったら気づくだろうか?見逃すのだけは避けたい。

バルーン発射、そのときが来た!

朝っぱらから、自動放球装置を囲んで待つ人々。時刻が近づくと、みんな無言でジーーーッとカメラを構える。
シュールな光景だ…時間が長い。
そして定刻の8:20。…何も起きない。
8:27になった。あれ?おかしいな?見逃してはいないよな?
カメラを構えてジッと待っている時間って、めっちゃ長い…。
…そして8:31ごろ、何の前触れもなくそのときが訪れた。
「飛びますよ」とか「ビーーーーッ」とか、発射の合図は何もなく、無音。虫の声だけが響く。
筒の上部が、手前に開いてきた。開くときの機械音とかも特になし。
そっちが開くんかいっ!
なんとなく左右に開くかと思っていたが、違った。手前と奥に完全に開くと、
既にふくらんだ状態のバルーンが、フワッと無音で出てきた。
おおっ!バルーンがお目見え!周囲は虫の声とシャッターを切る音だけが響く。
風船を持つところについている白いのが、ラジオゾンデ。
この間、めっちゃ早いで。
ラジオゾンデをヒラヒラと回転させながら、ゴム風船は一瞬で上空にのぼっていった。みんなでバルーンを見上げ、見えなくなるまで見送った。
その後すぐに、自動放球装置はまた無音で閉じていった。
ポカーンと空を見上げていたが、我に返って地上に目を向ける面々。すると誰かが、
「地味~w」
とつぶやいた。その場にドッカンと爆笑が起きる。
お互い初対面だが、みんなで一体感を感じた。爽やかな朝、心地よい笑いとともにそれぞれ帰路に着く。みんな、宿に帰って朝ごはんかな。

 

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満足感にひたり、お外で朝ごはん

管理人は素泊まり宿なので、昨夜、商店で朝ごはんを買っておいた。バルーンが上がるまでに暇があったら食べようと思っていたが、いつ上がるか分からす常に構えていたため、それどころではなかった。
あー、面白かった!風船サイコー!
目的を達成し、心から満足して気持ちがいい。爽やかな秋晴れの朝だ。このまま外でごはんを食べよう。
気象台の陰に腰を下ろしてタコライス丼を食していると、ネコチャン登場。こういうときだけは行動早いなー。
その後、集落をぶらぶらしながら宿へと戻った。いろいろなところで、産業まつりの横断幕を目にした。
結論。地方気象台、絶対に行くべき!

【南大東島⑪】(産業まつりの章)へ続く。

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