「秋葉神社」はめっちゃ参道が長い
秋の雲が流れるさとうきび畑をゆっくりと眺めつつ走り、13:50、「秋葉神社」の入り口に到着。看板があるので間違いない。
入り口に立つと、めっちゃ長くてまっすぐな参道が続いていた。歩くしかない。
茶色い道が終わると、白い道がどこまでも続いている。左右の木に囲まれて、ずーっと歩いていく。まっすぐ過ぎて、気持ちがいい。
5分くらい歩くと鳥居に到着。左右は畑っぽい。
鳥居の向こうもまだまだ続く。参道は白い石でキレイに整備されている。
石をジャリジャリいわせながらまだまだ進むと、最後、こんな感じ。
あれ?道路に出た?
向こう側に続きっぽい階段があるので、行ってみる。
続きの階段をのぼる。
うっそうとしたジャングル。←というか、このフレーズ、何回言ってきただろう(笑)。これまで見てきたとおり、観光地といわれる観光地のほとんどがうっそうとしたジャングル始まり。
木が岩を侵食している。ジャングルっぽい。
もっと進むと、大きな鳥居があった。
鳥居の先は、お社やお宮などの建物があるわけでもなく、拝所のようにおまつりされている場所があるだけであった。
神社の鳥居に、自然そのものを拝する石の神様。やはり、ここは沖縄文化と八丈島文化のチャンプルーなんだと実感する。もしくは、強力な台風でお宮がふっとんでしまったのか…?定かではない。
とにかく、ここまで来させていただきありがとうございます。土地の神様にあいさつをする。
帰ろうとすると、でかくてツルンとしたカエルさんが、のそっと出てきたのでびっくりした。
帰りも長い参道を通りぬけてバイクの待っている場所まで戻る。このとき14:15。
「島まるごとビジターセンター」は空振り、予約してから行くほうが無難
「ビジターセンター 島まるごと館」の看板に誘われて、敷地内に入ってみる。
開館時間ではあるが、人が常駐しているわけではないようす。人がいないときはここに電話して、という案内も出ている(携帯のようなので、ここには明記しない)。
空振りしたくない場合は、ビジターセンターに電話してから行くのが確実のようである。
ここで島の成り立ちやダイトウオオコウモリなど、きちんとした情報を確かめたかったのだが…。他にも見たいところがあるし、もう日が傾き始めているので、ドアからチラ見だけして引き返した。
「COR COR」グレイスラム工場からの、月見橋を渡り瓢箪池をチラ見
「南大東空港」と書いてあるが、旧南大東空港の跡地が(株)グレイスラムとなっているようだ。
ここが、有名なラム酒「COR COR」を作っているグレイスラムの工場か。
沖縄に限らず、食品を作っている現場を訪れることには意味があると思う。実際に作っている場所まで来ると、思い入れが強くなる。今後そのお酒を飲むときに、よりいっそう美味しくいただけそうだ。
ラム酒は、さとうきびから蒸留して造られるお酒。
このCOR CORは産業まつりで購入した。もったいなくてまだ自宅で飲めていないのだが、飲んでまた早く南大東の地で買いたいと思う。
そして、島の南の方へとバイクを走らせる。
「瓢箪池」に架かる月見橋。
瓢箪池は上から見るとひょうたんの形をしているらしい。月見橋はひょうたんの形の、キュッとなった部分に架かっているとのこと。
「月見橋」の名のとおり、月が美しく見える場所だそうだ。
あ、コレ知ってる。ハーベスタや!初めてホンモノを見た!
なんかのTV番組で、1,000万ほどするスーパー優秀な収穫マシーンだと紹介されていた。さすが大東島、さとうきびの一大産地。
日の丸山展望台から島を一望する
15:05、「日の丸山展望台」に到着。ここは島の南側に位置する。展望台からは、北大東島も見渡せるとのこと。
島でこんなに高いところはなかなかない。登ってみる。
島を一望できた。気持ちがいい。
ずーっと、さとうきび畑が広がっている。本当に、さとうきびの島なんだなぁ。
ここでさんぴん茶とアンダギーをいただきながら一服。吹き抜ける風が気持ちいい。
「海軍棒」というめっちゃ気になる名前のプールがワイルド過ぎた
15:20、「海軍棒」に到着。南大東島に来る前からめっちゃ気になっていたが、「海軍棒」って何?検索すると、プールがあるという話だが…。
「棒」(笑)??棒ってなんなん。棒が立ってるの(笑)??
「海軍棒」とは、明治25年、旧海軍の軍艦「海門」が南大東島を訪れた際に、日本の領土であることを示すため「大日本帝國海軍」と書かれた棒をたてた場所のこと。
とりあえず展望台から景色を見てみよう。
本当にプール(?)があった。南大東島は海に囲まれながらも、断崖絶壁のために砂浜のビーチがない。そのため、子供たちが泳げるようにと作られたものらしい。
荒波がひっきりなしに押し寄せるプール。
プールにしては、多少デンジャラスな仕様だ。
近くまで行ってみよう。正面に見えるのが、例の「海軍棒」だ。
その名にいつわりなく、本当に棒が立っていた。
プールに近づいてみよう。
泳げることは知っていたので、いちおう、水着を着てきたのだが…。
いちおう、波をよける囲いはあるのだが…。
囲いの外は、こんな高波が押し寄せるストンと深い海。
こう、バ――――ンッ!って常に波が打ち寄せているのだ。もう少し潮が引いた時間ならイケるかもしれないが…。「波の出るプール」と思えば気にならないのかもしれないが…。
さすがにひるむわー。ワイルドすぎる。管理人には、まだ早い。
せめて、カメラでプールの中を撮ってみる。
プールの見た目に反して、かわいいお魚がいる。
ここは日本一、いや、世界一ワイルドなプールかもしれない。「こいつは無理めだぁ…」とあきらめるしかない管理人。
一歩踏み出せば、こんな荒波にのまれかねないプール。次回来たときは、チャレンジできるといいと思う(思う)。
南大東可倒式風力発電設備が、本当に倒れていた
可倒式風力発電は、島の真南の場所にある。確かここの左、土の道を上ったところだったと思う。
最初見たときは「可倒式」というのを知らなかったため、さすが南大東島、台風でやられてしまったんやなぁ…、記念に残してるか、まだ撤去されないまま残ってるんや…と思っていた。
しかし看板を見て、やっとシステムが分かった。
今までの風車は立ったままで台風に破壊され、莫大な損害を受けていたのだが、倒して避けることで回避できるようになった。逆転の発想。使うときは、ロープで吊られて立ち上がるんやな。
もう少しバイクで駆け回ってから、宿に戻ろう
もう16:00になる。暗くなる前に集落へ戻りたいが、もう少しバイクでさとうきび畑の風を感じて走りたい。
同じく島の南のほうだったと思うが、海を見渡せる展望台があった。変な形のトイレもある。
ここも下に降りれるようになっていた。
もう日が暮れる。明日は島を発つ。
それにしても、海が荒れているわけでもないのにこの荒波。「絶海の孤島」に来たんだなぁ、と実感できるだろう。この海は何度も眺めに来てしまう。
このあと集落に戻り、また産業まつり(
【南大東島⑪】参照)に参加するのであった。
最後の夜は、「飯処nomo」で飲もう
19:00すぎ。宿から歩いて行ける場所に、「飯処nomo」がある。場所や営業時間は
こちらから。
産業まつりのあい間に、ちょっとお腹を満たしておこう。
メニューはこんな感じ。いっぱいある。安心価格。
魚てんぷらと豆腐ちゃんぷるーを注文した。もっと食べたかったが、これだけでもすごい量だ。お得感あるし、魚てんぷらがふわふわで美味しい。
地元の方もたくさん集まるお店であった。
「飯処nomo」を出ると、いよいよ産業まつりのフィナーレ。絶海の孤島で花火を見た。(
【南大東島⑪】参照)
そして産業まつりが終わり宿に戻ると、今日もゆんたくが開催されていた。
昨日に引き続き、泡盛とシークヮーサージュースをごちそうになり、南の島のぬるい風にあたりながら、最後の夜を過ごすのであった。