道後温泉|ふなやに宿泊したときの諸々。四国愛媛の老舗旅館|旅行記ブログ 口コミ

道後温泉に、初めて行ってきました。

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった温泉として有名だし、旅行好きの知人が「今まで行った温泉街でイチバン良かった」と言っていたので、いちどは訪れてみたいと思っていたからです。

今回は、その道後温泉に実際に自分で足を運び、格式高いと言われる老舗旅館「ふなや」に一泊してみた様子をレポートします!

道後温泉は松山の街中にあって、便利でオシャレな温泉街だったよ!

予約の内容と決め手

予約の内容

いちばん人気の、スタンダードな和室プランで予約しました。以下の画像は実際に泊まったお部屋で、5階でした。

◦2食付和室(8畳~12畳【ご利用人数や宿泊条件にあったお部屋】)

一番人気プランです!! 旬の瀬戸内の地物をふんだんに使った会席をご堪能下さい!!
人気プラン旬の瀬戸内会席を落ち着いた和室でゆっくり楽しむプランが5%OFF!

■人気プラン■
創業390余年を誇る道後一の歴史を持つ旅館で、夏目漱石や正岡子規など、数々の文人達や、皇室の方々にもご利用頂いた伝統と格式を誇る宿。そんな老舗旅館でも一番人気のプランです。地産地消を心掛けた、旬の瀬戸内の海の幸、山の幸などの食材を、和食料理長が仕上げるふなや風瀬戸内会席を、和室でゆっくりとご堪能下さい。

Yahoo!トラベルより引用】

予約時の決め手

道後温泉「ふなや」を予約した際に、決め手となった点は以下のとおりです。

じゃらんYahoo!トラベル楽天トラベルすべてで評価★が満点に近かった
◦格式が高い老舗旅館として有名
◦天皇陛下がご宿泊され、文豪たちも多々利用している
◦時期・曜日の関係や、割引を使って、普段よりお得に泊まれそう
◦基本、部屋食

◦本州から電車だけでもアクセス可能

愛媛は初めてであり、知らないことだらけだったので、今回はけっこう評価や口コミを参考にしました。

コロナが落ち着いて久しぶりの旅行だから、絶対に外したくなかったんだよね!

例えばじゃらんで検索すると、ふなやの総合総合評価は4.8★。満点が5なので、相当すごい!

じゃらんより|2021年11月15日時点】

さすが江戸時代から続く格式あると言われる老舗旅館、実際に泊まってもそのとおりだと感じました。

あと、道後温泉全体にいえますが、わざわざレンタカーを借りなくても、電車だけでアクセスできる点も決め手でしたね。

 

場所・アクセスは?

遠方からのアクセス:まずは「松山」へ

道後温泉は四国・愛媛県松山市にあるので、本州からだと海を渡らないと行けません。

本州から松山への行き方は、主に3つあります。

松山(道後温泉)へのルート


①広島県からしまなみ海道(橋)を通って四国・愛媛県に入るルート(車・または自転車でしまなみ海道を渡る)

②岡山県から四国に入り、香川県を抜け、愛媛県に入るルート(特急電車・または車で)

③各地の空港から、松山空港へ

距離感把握のため、以下に、各拠点の位置を示しておきますね。

最寄駅は、路面電車の「道後温泉駅」

松山市に入ったら、「道後温泉駅」を目指しましょう。

松山市内は路面電車である「伊予鉄道」が走っており、「道後温泉駅」は、その終点にあります。

道後温泉駅から「ふなや」までは、徒歩約3分です。

〒790-0842
愛媛県松山市道後湯之町1-33
TEL: 089-947-0278

 

ちなみに実際、我々がたどったルートは

今回の旅は、道後温泉も楽しみのひとつでしたが、「しまなみ海道をサイクリングで横断する」という最大の目標がありまして。

なので、広島県の尾道から自転車で2日間かけ(素人なので途中の島で一泊)四国に入って今治まで行き、今治から松山まで特急電車で行くというルートを取りました。

帰りは、松山~岡山まで「特急しおかぜ」で戻りました。

 

それでは、「ふなや」チェックインの感じ

それは秋も深まる10月の終わり。雲ひとつなく、気持ちのいい秋晴れの日でした。

我々は「しまなみ海道」を2日間かけてチャリで渡り切り、終着点の今治駅に着いたころには16時過ぎ、既に日が傾き始めていました。

「今治」から目的地「道後温泉」まで行くには、特急と路面電車を乗り継いで、1時間ちょっと。

長旅でフラフラに疲れた我々が道後温泉の「ふなや」に到着したころには、18時をまわっていました…。

「ふなや」は、坂道のちょっとした高台に位置します。

温かい灯火が、ヘトヘトに疲れた我らを迎えてくれました。

長旅のせいもあるが、このホッとする感じ。いいね。

時代に合わせてリニューアルもされているけれど、江戸時代から続くこの宿。どんな風に旅人を迎えてくれるのかと思うと、期待が高まる。

エントランスの感じ。(↓画像は朝に撮影)

↑受付は、画像中央、柱の奥のカウンター。ロビーは大きく、写真には写っていないが、左手には大きなお土産屋さんが広がっています。(この画像は翌日の朝に撮影)

チェックインを済ませると、仲居さんがお部屋まで荷物を運んでくれます。

館内には至る所に絵画や美術品が飾られていて、我々の目を楽しませてくれました。

廊下も旅館らしい落ち着く雰囲気。(この画像は翌日の朝に撮影)

 

お部屋の感じ(スタンダード和室)

お部屋

スタンダード和室。2人で泊まるには、十二分な広さがあります。

江戸時代からの老舗旅館ではありますが、施設はリニューアルされていてピカピカ。そして座布団の厚みがすごいので、ぜひ座ってみて(笑)

お部屋の玄関からは、画像右手の前室を通って、このお部屋(主室)↑に入ります。

お部屋の縁側には、化粧室としてひとつの小部屋まで用意されていました。

↓前室には、冷蔵庫やポットなどが用意されています。ここには、上着も掛けておけるスペースがありますよ。

お部屋のお手洗はこの白い扉、主室から遠めに配置されているのも配慮がありますね。伝統ある老舗旅館ですが、もちろんウォッシュレットにリニューアルされているので、快適。

踏込(玄関)。土間が広めにとってあるし、石畳がオシャレ。赤い鼻緒の下駄もかわいい。ザ・旅館って感じ。

お部屋からの眺め

5階のお部屋からの眺め。左手の建物は別館で、別館の階下には温泉があります。

↓↓正面の眺め。松山の市街が見渡せます。眼下の緑は、散歩もできる広いお庭。

右手には、松山城も見えますね。

その他、設備や備品

我々が宿泊したときのお着きのお茶菓子は、愛媛の定番土産である、タルト。

ハタダの「御栗タルト」で、ちょっと柚子が香る上品な味でした。(「御栗タルト」は大きな栗がひと切れまるごと入っている、ふつうの「栗タルト」よりイイやつ)

朝食後に、縁側で松山の景色を眺めながらいただく。気持ちいい~。

鮒の絵が描かれてある、ふなやオリジナルの浴衣セット。ザ・旅館って感じが、旅行気分を盛り上げてくれますね。

ちなみに、フロントロビーには、女性用の色浴衣のレンタルもありました(有料)。着たまま温泉街を散策可能とのこと。

洗面所は、広くて使いやすかったです。

部屋付きのバスルーム。部屋のお風呂も広くてキレイ。

 

夕食のおもてなしで癒される

なんと、夕食は最終20時スタート可能!

チェックインした時刻は、既に18時を過ぎていたし、夕食は部屋食だったので「すぐにご用意します」とか、遅くても19時開始と言われるかと覚悟していました。

そしたら、なんと夕食は、最終20時~OKだとのこと!!

(※画像の人形は、持参のものです)

これは、しまなみ海道から疲れたままで来た我々には、とてもありがたいことだった!!

夕食まで時間に余裕があれば、先に温泉に入って汗を流せるし、お夕食のあとそのままバタンと寝ることも可能ですからね!!

ゆっくりと温泉に入る時間がある!!

これが例えば19時半開始だとしても、温泉に入るには、少し慌ただしくなってしまいますもんね。

本当に、20時開始は助かりました!!

20時から、お部屋食開始

旅館でのお食事の醍醐味、地元のお酒を選ぶところから!!

我々は、旅館オリジナルの日本酒「大吟醸 ふなや」を選びました。お酒にはあまり強くない我々2名ですが、飲みやすいので1本がちょうどいい量。

秋の瀬戸内会席の一部。

温かい料理は温かいままに、冷たいものはちょうどよく冷えた状態で、持ってきてくださいました。

毎回、お食事を出してくれるタイミングも抜群で、遅くもなく、早くもなく、絶妙。

さすが、文豪たちも愛した老舗旅館。あ~、文豪になりたい(笑)!!

朝食のクオリティも最高

「ふなや」での朝食。お部屋でゆっくり。

朝食も遅めの時間に設定したので、けっこうギリギリの時間までいただいていました。

ひとつひとつのお料理が丁寧につくられていて、旅の疲れた体に沁みわたりました。

 

館内やお庭は、散策にちょうどいい

「ふなや」本館から、温泉への渡り廊下「もみじ橋」。

ここには、様々な著名人たちの、写真やエピソードが展示されています。文豪マニアにはたまらないですね。

また、館内の至る所で、貴重な展示が見られます。まるで美術館のよう。

天皇陛下がお越しになられたときに使われる、貴賓室にも入れます。調度品の数々が素晴らしい。

適度に広いお庭も散策できます。川も流れていて、情緒があります。

お庭にある足湯は、お湯が出る時間が決まっているようです。(管理人が行ったときは、午前中は使えないようでした)

ふなや館内だけでも、道後温泉に来た価値があるほどの内容でした。

 

「ふなや」にお得に泊まるには、旅行割引まとめをご参考に。

遠隔地から道後温泉に泊まるには、宿泊とJR新幹線 or 飛行機がセットになったパックツアーが断然お得です。
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