【那覇-台風②】台風でホテルに缶詰め体験。沖縄旅行はどうなった?リアルレポート!(台風本番の章)

前の記事はこちら【那覇-台風①】(台風発生の章)を参照。

今回最大の教訓

やっぱり沖縄の台風はレベルが違った!たぶん今回のなんて日常茶飯事!ホテルで過ごす覚悟をし、多めの食料と、本や雑誌など時間をつぶせるアイテムを購入しておけ!
※飛行機の欠航基準、予約したツアーが開催されるか、キャンセル料金、ダイビングはできたかなどについては、前の記事【沖縄-台風①】(台風発生の章)を参照。

 

旅の3日目

台風接近の様子を観察する

起きたら台風が始まっていた

朝起きて7時、こんな感じ。少し雨が降っているだけだが、なんとなく不穏な空気。

そして急にババババッと雨の音がして、こんな感じに。本当に急に、だった。

ついに台風本番が始まった。こいつは今日一日、目が離せなさそうだぜ。

種類豊富、スマイルホテルの朝食バイキングをゆっくり楽しむ

台風はさておき、スマイルホテル沖縄那覇 のバイキングを楽しみにしていた(スマイルホテル系列はお値段の割に朝食バイキングが良いことで評判がある)ので、1階の朝食会場へ向かう。エレベーターが1台なのでけっこう待った。

窓の外を観察しながらいただく。雨が急に強くなったり弱くなったりを繰り返している。

バイキングはおかゆの具材がいっぱいあったので、何回もおかわりしてしまった。いろんな味が楽しめて美味しい。
今日は台風。できることが限られているので、ゆっくり時間をかけてバイキングを楽しもう。

台風が本気を出してきた

金曜日、9:30。とまりん前の国道58号線だが、この車の少なさ。ゴーストタウンになってしまったかのようだ。

そういえば昨日、台風の日にワンチャン期待して屋内で楽しめるイベント「世界エイサー大会」を予約していたが、やはり台風のため中止となり、払い戻しとなった。

エイサー大会、見たかったなぁ…。

終始、雨が窓をたたく音が聞こえる。

10:45、テレビをチェック。台風が那覇に迫っている。このコースだとお昼~夕方にかけて暴風域がかすりそう。

ちなみに、沖縄に台風は「上陸」しないんですと。島なので、台風が真上にきたとしても「通過」と表現するみたい。

12:30。台風の景色を眺めながら、昨日ファミまで購入しておいた食料でお腹を満たす。
「ぐしけんパン」が製造している「なかよしパン」、ハーフサイズでお腹いっぱい。カエルのイラストと手書きのようなロゴがレトロでイケている。

この記事を書いている2019年8月現在、ぐしけんパンとNAHAマラソンがコラボしたトートバッグが販売されている情報をキャッチ。どうしよう、欲しい。ぐしけんパンのホームページから買えそうだ。

12:40。石垣島も、直撃ではないがかなり影響を受けそうで、さぁたぁも牛に囲まれながら心配そうにたたずんでいる。

 

台風だが、何をしよう

しびれを切らし屋外へ出てしまう

14:00前。木は揺れているが、まだ風はそんなにひどくなさそう。昨日購入しておいた雑誌も読んでしまったため、暇すぎてタクシーでおもろまちの免税店、DFSギャラリアへ向かう。

そして、「沖縄の台風をしっかり味わいたい」という欲望があったことも、否定できない。

店内には、台風でヒマを持て余した人たち(主に観光客)がうろうろしていた。いつもより少し空いている、という程度だった。

しかし、やはり台風の勢いも心配なので早めに帰る。帰りのタクシーに乗るときには、風が強く雨も横殴りになってきた。

15:20、とまりんで下車。ヤシの木がブワブワと揺れる。風にのって、雨がときおり白いかたまりのようになってたたきつけてくる。

さすがにホテルでおとなしくしているしかなさそうだ。部屋でひと眠りしよう。

18:00。外は滝のような雨と、雨で白く可視化された風がすごい勢いでうねっている。ホテルは朝食しかやっていないため夕食に出かけたいが、無理め。

20:00すぎ。窓をのぞくと、少し風は落ち着いたように見える。ホテルから近いし、今夜もハイウェイ食堂に行こう。窓から確認すると、なんとなく看板が光っているように見えた。営業していてくれますように!

 

台風の最中、空いている店はけっこうあった

風に吹き飛ばされながら「ハイウェイ食堂」にたどり着く

ホテルの部屋から見ているとそうでもなかったが、風がすごい。いろいろな方向からランダムに吹き付けてくる。風に乗って、雨も前後左右からたたきつけてくるので、傘をさす方向が予測できない。

そしてホテルを出てすぐ、58号線の横断歩道を渡るときに飛ばされそうになった。マジで、風のタイミングを見計らって走って渡る感じだ。傘も全く意味がない。逆にさしているほうが危険だ。まばらに人が歩いているが、傘をさしている人はひとりもいない。

横断歩道を渡り終えた瞬間、またすごい風が吹いてきた。誇張でなく本気で、電柱や植木につかまりながら進んでいく。台風は通り過ぎていったところだが、那覇は進路の東側にあるため吹き返しがすごいようだ。

ふつうなら5分とかからないような場所だが、風で前に進めないため思ったより時間がかかった。

台風の程度にもよるのだろうが、こんなすごい風の中でも、那覇の街はけっこう稼働していた。お店も割と開いていたように思う。

台風でも営業してくれていた「ハイウェイ食堂」

ハイウェイ食堂の看板が見える。電気が灯っている。ふつうに営業していた。助かった。お客さんもぼちぼち入っている。
時と場合によるだろうが、ハイウェイ食堂はこんな悪天候のなかでも営業してくれていた。食料難民になるかと思ったが、いちおう沖縄最終日の夜。美味しい定食にありつけるのは、とてもありがたい。

なすみそ定食730円。しまった、ここは最初からごはんが多めでやってくるタイプの食堂だった。昨日ごはん少し残ってしまったから、極小で頼めばよかった。

味噌はミックスみそか??やさしい、安心する味だ。
とにかく、ごはんにありつけるありがたみを感じた夜だった。営業してくれていてありがとう

帰りも若干ふっとばされながらホテルに戻る。

 

旅の最終日

最終日は「ユニオン」でお土産を買って帰ろう

今日は11時発の飛行機。今日はもう帰るだけと割り切っている。

少し時間があるので、ホテル近くのスーパー「ユニオン」へ向かう。24時間営業なので超便利。

「ユニオンですから♪~」店内には、小気味よいリズムのテーマソングが流れている。日配品コーナーでは、スーパーでおなじみの「ポポーポポポポ♪ポポーポポポポ♪ポポポポポー ポポポポポー♪ポポポポ ポッポッ ポッ ポッ ポッ ポ♪」が流れていた。

地元の人がふつうに利用しているスーパーだが、お土産になるものもたくさん売っているので助かる。

ちなみに沖縄県民の友人に聞いたのだが、台風の場合、ユニオンが閉まったら本当にヤバイ台風だと思ったほうがいいというアドバイスをいた(笑)。地元では、気象庁の「猛烈な」「非常に強い」という表現や警報よりも、何よりも目安になるみたい(笑)

ズバリ今回の旅の感想は、『沖縄の台風はすごいのひとことしかない。台風のときのフライトの欠航などの情報もリアルタイムで観察できたのがよかった。

しかし、今回の台風は965hPaでそれほど強いわけでもなく、那覇はかすっただけなのにこの威力。けれど、人生のなかでいちばん風に吹き飛ばされたと思う。そんななか、那覇はふつうに稼働していたが、これが内地だったらもっといろいろ影響が出るレベルであることは間違いない。鉄道での通勤とか、想像するだけでも地獄だ。今回の旅では、台風慣れした沖縄の力強さも知った。

帰りのフライトはお昼前。台風はまだ先島諸島を抜けたあたりだったが、特に何も影響なく、ふつうに無事に帰って来られた。(完)

現場からは、以上です。
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【那覇-台風①】(台風発生の章)
【那覇-台風②】(台風本番の章)※この記事はこれ
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