近年、コロナ禍におけるマラソン大会では、”健康チェック・健康管理”は、避けては通れないイベントとなってきました。
特に、大きなシティマラソンでは、アプリを使った健康チェックや、当日の検温が必須となっています。
そこで、この記事では、コロナ禍で開催された大規模マラソン大会の先駆けである「名古屋ウィメンズ&シティマラソン2021」で使用された、健康チェックアプリについてレポートします。
※令和4年1月21日現在、新型コロナ感染者数が増加中です。
そのため、ワクチンの接種証明やPCR検査などでの陰性証明により行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」について、当面、一時停止を原則とし「知事の判断で適用することも可能とする」「全員検査による制限緩和は継続する」見とおしとなっています。
まず、マラソン大会の開催の可否については、大会運営からの情報を待ちましょう。
大会が開催される場合は、この記事の内容とは異なる場合も十分考えられますので、あくまでご参考程度に。
「ワクチン・検査パッケージ制度」の概要
いまだコロナ禍中の2022年1月現在。
各マラソン大会では、ランナーをはじめ、大会に関係するすべての方の安全・安心を確保するため、政府の「ワクチン・検査パッケージ制度」の仕組みを導入した上で、開催に取り組まれています。
特に、都市型の大規模な大会では、アプリ等を使った体調管理を行ったうえで、当日の検温も通らないと出走できない仕組みになっています。
そこで「大阪マラソン2022」の開催要項を読んでみると、管理人が参加した「名古屋ウィメンズマラソン2021」「奈良マラソン2021」でも、「ワクチン・検査パッケージ制度」とほぼ同じことが、既に実施されていたことが分かりました。
つまり、正式導入される以前の大会でも、参考になることはたくさんあります。何も知らずにモヤっとしたまま当日を迎えるよりは、実際、大会当日の検査はどうなっているのか、知っておくことは意味があると思います。
※ただし、「大阪マラソン2022」では、令和4年1月21日現在、ワクチン2回接種証明の画像提出またはPCR等検査陰性の証明が必要となっています。(←名古屋ウィメンズマラソン2021と異なるところ)
しかし、今後開催される場合は、ワクチン接種者も全員検査が必要になる可能性もあります。当日までの動向にご注意ください!
※令和4年2月7日追加)大阪マラソン2022では、ワクチン接種証明は不要になった代わりに、全員、PCR陰性証明(3日以内)または、受付会場での抗原検査が必要となりました。
事前の健康チェックアプリのダウンロード
名古屋ウィメンズ2021のときの流れ
エントリーが終わり、大会が近づいてくると、公式から健康チェックアプリについての案内メールがきます。
“自身で健康チェックアプリをダウンロードして、毎日チェックするように” という内容です。
また、大会2週間ほど前には、ナンバーカード引換券(↑上の画像)が郵送されてきました。
これにも念押しで、それぞれ健康チェックアプリをダウンロードして、健康管理するよう書かれていました。
アプリをダウンロードしておく
名古屋ウィメンズマラソン2021年大会では、当日1週間前から、健康チェック記録の提出が必要でした。
記録開始の日までに、余裕を持って、アプリをダウンロードしておくと良いですね。
健康チェックアプリの内容:2021年版
2021年大会のものなので、検査パッケージが導入される以前の内容にはなります。
しかし、毎日の健康チェックの内容に関しては、今後も同じような内容になるかと予想されます。
ダウンロードしたときの状態
記録が必要となる1週間以上前のアプリの画面には、「3/6以降に入力してください」と表示されている状態です。
アプリ:毎日の健康チェックの内容
アプリでの健康チェックは、以下の画像のようなものでした。
体温を入力する部分があるので、体温計の準備は必須ですよ。
大会前日・当日のアプリ画面の状態
さて、いよいよ明日!となったときのアプリの画面は、こんな感じでした。
当日の記録は、当日の朝にしか書けないので、前日には「未入力あり」の画面で大丈夫です。
そして、当日の朝の記録が完了すると、以下のような画面になります。
ここで、初めて「○」丸印が付きます。
当日は、健康チェック会場でも検温したうえで、この画面をスタッフに見せます。
全ての状態に問題なければ、チェック済みの紙のバングルが渡されるので、腕に巻いておきます。
バングルがなければ、大会本会場への入場ができません。
素材は紙のように見えますが、大変じょうぶにできており、そっとやちょっとじゃ破れたりしませんので安心してください。
とりあえず、いまできる準備としては、健康チェックには体温計が必須なので、ない人は用意しておきましょう。